痴光山さん
のうた一覧
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巨銀杏 金鱗ふりすて剥く小枝は魔女の指先 星を恋ひたり
令和五年十一月一日
5
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秋日沁む畑に剪られし茶の垣根籠められたるも花のそこここ
令和五年十月三十一日
3
茶の花は、白く、可愛いですね。
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晩秋の林に落葉の こそ と鳴るなごりの木の実や夜雨の滴や
令和五年十月二十九日
7
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秋深み 地に艶めきたるどんぐりも枝に残れるも ひかり弾かず
令和五年十月二十七日
5
さびしいのですが、大きな自然の輪...
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荒畑のひとつを占めたる赤まんまやうやく褪めて望む白富士
令和五年十月二十四日
6
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秋木立休みの「釣り池」水面見る白鷺一羽客の顔して
令和五年十月二十三日
6
休みだからといって、へらぶな達は...
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秋の野路ひとり遊ぶやシオカラは翅光らせて また吾へ寄りぬ
令和五年十月二十日
7
とんぼは、本当に少なくなりました...
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さ庭辺にひとり漂ふ秋あかね屋根の上渡る編隊失せぬ
令和五年十月十八日
8
トンボは、本当に減りましたね。
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眼も胸も青く染まらん朝の在たわわの柿の途切れぬ家並
令和五年十月十七日
5
日本の秋ですね。
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熱暑去り土手往く目に滲む赤まんまやうやういつもの秋の懐かし
令和五年十月十五日
5
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剪り終えしいぶきの垣根に大蟷螂「どれどれ」と目玉動かざる秋
令和五年十月十日
4
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秋木立蜘蛛の糸につく葉の回りをり速く、遅くと、森の息づく
令和五年十月八日
5
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涼風のなか秋桜にも小毛虫の花芯に群れて世に経るつらさ
令和五年十月六日
4
顔を寄せて、よく見ると、超然風流...
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中秋の公園に踏むどんぐりのくぐもる音ぞ世を去る絶唱
令和五年十月四日
7
音もなく世を去るはずのところを、...
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テレビ、パソコン、エアコンを消し中秋の夕空見やり短歌の神待つ
令和五年九月二十九日
6
さあ、今日の月は、いかがなりや。
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朝の土手赤まんま伏し落武者のちちろは脚曳き径を過ぎれり
令和五年九月二十五日
5
さすがに秋ですね。
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おや 朝は黙せるつくつく柔らかき秋陽に惜別を振り絞る
令和五年九月二十二日
6
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女郎蜘蛛 統ぶる女王の巣にのるも寄らず控へる ちび雄愛し
令和五年九月十二日
3
最後は、用済みとなって、食べられ...
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透ける蒼穹樹々より垂れる葛のした薄紫の秋を踏み初む
令和五年九月九日
6
「秋になってるんだな」と、はっき...
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蒼穹高く公園に残るつくつくの別れの斉唱の織る秋模様
令和五年九月八日
6
やはりしみじみと、聴いてしまいま...
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