杜鵑草さん
のうた一覧
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なにとかく雲を恨みて歎くらむ今宵かぎりの月ならなくに
令和五年九月三十日
8
残念ながら、今宵は雲がかかって雨...
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中空に澄める月かげ霧立てて奇しくもあるか夜の稲荷社
令和五年九月二十九日
7
稲荷社に注ぐ月光を霧に見立てて
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悲しみはこの世のほかの思い出に逢うべき人が浮かばないとき
令和五年九月二十八日
8
悔しみは昔後輩今上司 上か...
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他生にて如何なる罪を犯せばやこの世はかくも苦しかるらむ
令和五年九月二十八日
6
腰痛が…
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なにとなく秋は寂しき心地して狹庭の虫とたはぶるるかな
令和五年九月二十五日
12
お気に入りはルリタテハの幼虫(毛...
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つくづくともの思はする入相にあはれ尽きせぬ秋の山里
令和五年九月二十四日
5
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楽しみは三割引きの総菜が半値シールに貼り替わるとき
令和五年九月二十三日
8
悲しみは部署の宴会遅刻して ...
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しばしとて待てばうれしな鳳梨の實 甘き味にやまたも逢ふべき
令和五年九月二十三日
8
鳳梨(ほうり)=パイナップルの漢...
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楽しみは歌のアイデア思いつき三十一文字にピタリ合うとき
令和五年九月十四日
11
悲しみは書店で買った文庫本 ...
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そらそうよ十八年も待ちにけり今年のアレを頼みてぞ見し
令和五年九月十四日
7
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暑けれどけふ猛暑日と言はれねば何やら少し惜しき心地す
令和五年九月三日
16
34・?度だけど体感は猛暑日同然...
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なみだがは夕凪ぐ瀬戸にそそきなばたぎつ思ひに波ぞ立ちなむ
令和五年九月二日
15
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スーパーを二軒三軒ハシゴして他人より安くかった気がする
令和五年九月一日
13
かった=買・勝
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今はただ覚めにし夢と思はばや欲れど帰らじ宿のにぎはひ
令和五年九月一日
7
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魂見えで過ぐす盆こそ侘しきに君と逢ふべき霊感もがな
令和五年八月三十日
10
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あはれてふ心慰む言草の茂る野にこそ臥したかりけれ
令和五年八月三十日
8
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薄めつつ流せるみづに陸奧の海もあやなき名ぞ立ちにける
令和五年八月二十八日
12
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異國にあらぬ憂き名の流るれば磐城の海人や甲斐なかるらむ
令和五年八月二十八日
9
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この時期に残る宿題ものとせず遊ぶ子供はまさにサムライ
令和五年八月二十六日
10
かつては私も(その結果…落武者に...
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たはぶるる童の声にわが宿の樂しかりしを聞く心地する
令和五年八月二十六日
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