奥月汀さん
のうた一覧
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無防備な肉の白さに触れんとて指は蛸の薄皮を剥ぐ
令和四年十二月十一日
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みずからを供物のように捧げつつ狂えるボーカルは虚空に吼える
令和四年十二月二十六日
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隣席の惚気話をビールで流し無の表情でホルモンを焼く
令和五年一月一日
7
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墨衣まといカウンターに連なりて蝦を潰したスープを含む
令和五年一月十六日
7
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階段を駆け降りてきた肩先に雨の気配が漂っている
令和五年一月十六日
7
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雪が降るその前の匂いがするね白い息してはしゃぐ柴犬
令和五年一月十六日
7
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賞味期限ぎれのあなたと目があってAM1時のキムチチャーハン
令和四年十一月一日
6
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十六に届く手前でみまかりし記憶の君はやさしく含羞む
令和四年十一月三日
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ときには素直に(と言いつつ何度も...
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色も音もしばれて凝る朝まだき鼻の穴まで氷結湖となる
令和四年十一月五日
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真っ白な景色の中を自転車でバス亭...
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遠き日に置き去りにせし少年を乗せて貨物列車は暗夜を渡る
令和四年十一月十二日
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夕まぐれ河童と相撲を取っていた伯父の好んだ酒を贖う
令和四年十一月十六日
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しばれるね夜空に臼が浮かんでる汝のオリオンは狩人にあらず
令和四年十二月十七日
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別れ際ひとつになる影立ち尽くすふたり駅改札は恋の舞台
令和四年十二月二十六日
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あたためた恋なら刃はいりませんバターナイフはするりと深く
令和四年十二月二十六日
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あざやかに染まりし記憶を抱いたまま樹海の底は星々の褥
令和四年十二月二十九日
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あお暗く繁るミントをもてあそびグラスの森で爛れゆく夏
令和四年十月三十一日
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入念に研いだナイフを根元まで刺し違えたまま恋人たちは
令和四年十一月六日
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火灯しごろ知らない町を歩くわたしはラジオゾンデの記憶をまとう
令和四年十一月十二日
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ミッキーよ客がそんなに嬉しいか荒びれた宿で鼠と遊ぶ
令和四年十一月十四日
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娘のころ俺は狐に化かされたと明治生まれの祖母が嘯く
令和四年十一月十六日
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楽しそうに語っていた。
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