銀ねずさん
のうた一覧
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街を覆ふ雨のひとつに選ばれたる一人と思へわが花婿よ
平成二十一年五月五日
4
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高らかに悲しい私の恋歌が照れくさがって笑いだしちゃう
平成二十一年五月五日
3
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その道はさみしい道で人が来ると電灯全開でうれしがります
平成二十一年五月四日
5
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鱗にはそれぞれ空が映ってて一つだけ宇宙とつながってます
平成二十一年五月四日
1
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さすらいのさみしがりやが架けたという夜空の虹はきっと出ている
平成二十一年五月四日
2
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ヒトを人たらしめてをり孤独とは空襲にても失くなりはせぬ
平成二十一年五月三日
2
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ひとりなる人の頭上に渦巻きて唯一無二の時間といふもの
平成二十一年五月三日
1
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押し入れの三人官女ひそひそと文句並べる夏の夕暮れ
平成二十一年五月三日
4
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空までの曲がりくねっている坂をずんずん登る雲のプーさん
平成二十一年五月三日
2
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さみしさの影は長くて広まった秘密のようなたそがれでした
平成二十一年五月二日
4
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ひとごみの地下改札を抜け出してお前がつくるひだまりのなか
平成二十一年五月二日
2
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連休もお仕事ですか そうですか 長靴はいて歩く晴れの日
平成二十一年五月二日
1
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花束の枯れはてたるをながめゐたりかつて我はと言ひかけしごとく
平成二十一年五月一日
2
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手足のべて寝転ぶときのかたちして北海道の襲ひ来りぬ
平成二十一年五月一日
2
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十二位のかに座のラッキーアイテムはつくし私の遅刻の理由
平成二十一年五月一日
17
べ、別に探しに行ってないんだから...
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時折は激しく降れる雨のなか光りかがやく今朝の乳房よ
平成二十一年五月一日
2
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軟膏を塗る指先の恋心やまずしてもう少しだけ塗る
平成二十一年五月一日
3
そういうこと、あります。
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手のひらに桃のうぶ毛のここちよく触るれば顕てるきみのおもかげ
平成二十一年四月三十日
2
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かみなりの真下に立ちてゐしごとくわたしをうばふきみの両腕
平成二十一年四月三十日
3
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橋の下で拾われてきた娘なりに雨の降る日に家出を決める
平成二十一年四月三十日
3
全国共通でみんな言われている模様...
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