風小僧さん
のうた一覧
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蝶になる時はいつかと問われてもこの年齢でもまだまだ蛹だよ
令和四年九月二十七日
4
あなたが蝶になる日はいつですか?
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青年がドストエフスキー読む時の真剣な顔に朝日が当たる
令和四年九月二十六日
3
ドストエフスキーをむさぼり読んだ...
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蕩々と地球は巡り堂々と人は立つただそれだけなんだ
令和四年九月二十二日
5
人が小さくなると、争いが始まる。
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今までのことは一体なんだった人生とはそういうものなんだ
令和四年九月二十一日
3
人生について語ってみた。
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傷心の吉田拓郎深夜まで動画を見れば青春遠し
令和四年九月二十日
4
吉田拓郎のユーチューブを深夜まで...
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大型の台風襲来穴の中キツツキ親子は静かに眠る
令和四年九月十八日
6
大型の台風が近づいています。ご用...
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チチカカ湖の浮き草の上に咲く花の赤色黄色湖面に揺れる
令和四年九月十七日
5
南米のチチカカ湖には浮き草の上に...
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ライム売る峠の店の娘たち褐色の肌に朝日が跳ねる
令和四年九月十三日
5
南インドには高地があって峠がいく...
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波光るアラビア海に真っ白い三角の帆がゆっくり進む
令和四年九月十一日
4
アラビア海の白い大きな三角の帆は...
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広大な砂漠に向かい一歩ずつ進む蠍のようでありたい
令和四年九月八日
7
砂漠を前にひるむことなく進む、孤...
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殻を蹴り卵から出てきた恐竜の赤ちゃんがふっと一息ついた
令和四年九月六日
3
恐竜の赤ちゃんに、これからどんな...
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かわたれの植物園のサルビアに稲光ピカリピカリ届く
令和四年九月五日
2
まだ暗い朝、植物園では稲光が幻想...
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二ミリほど動いてみたが誰も気がつかないと北極星笑う
令和四年九月四日
4
自然はいつも、いたずら好きです。
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桐の香に包まれ眠る栗鼠の子の胸の辺りがかすかに動く
令和四年九月三日
2
リスは栗鼠と書きます。英語ではs...
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梓弓心の中で引く時の狙いはカンナの赤に定めよ
令和四年八月三十一日
3
カンナの花を見かけない。あの燃え...
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如月はまだ遥かなり夏の夜の西行の背に吹き出す汗粒
令和四年八月三十日
4
「その如月の望月の頃」はまだまだ...
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産まざりし海亀悲し海原に漂いながら鶴の夢見る
令和四年八月二十九日
3
すべての海亀が産卵するわけではな...
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未熟なる相聞歌のごと痛ましく無花果の芯は朝焼けている
令和四年八月二十八日
4
まだ熟していない無花果は、ちっと...
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海にドルフィンの群れ丘には羊、きらめく朝に平和危うし
令和四年八月二十七日
2
破調は、不安定か……
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柵が開きマサイキリンが飛び出して動物園の朝が始まる
令和四年八月二十六日
4
動物園の朝は、いつもにぎやかです...
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