水仙さん
のうた一覧
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この星のもとにてあまた死に絶へしものを思ひて聽く蝉時雨
令和六年八月七日
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假定法過去完了を教ふれば霧の都のかげ顯れぬ
令和六年七月十二日
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珈琲のグラス冷たし窓に咲く白さるすべり花すがすがし
令和六年七月十一日
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眞つ青のあぢさゐもいまはその青をわれのこころに殘し枯れ果つ
令和六年七月十日
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有毒と知りつつもじつと身を寄する夾竹桃の花 雨隱れ
令和六年七月九日
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炎天の星の祭りへつづくみちはぐれて匂ふ藥草青し
令和六年七月八日
5
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蝶々になつてみたしと短册へそつと願ひしひとひとりあり
令和六年七月八日
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目瞑れば傘はためかす風の音につかのま浮かぶ帆掛船かな
令和六年五月二十八日
1
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ひとふさのあぢさゐ青き繪とならべあふるる水のけはひに溺る
令和六年五月二十七日
3
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にくしみをひとつ抱きて寢覺めする春の夜烏わが窗に啼け
令和六年三月十三日
2
そういう夜もあります。
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梅の花 雌雄兩性一りんに具へ吐息のやうに散り交ふ
令和六年三月九日
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春の夜の夢のおもみか花房のしなへるミモザ指觸れむとも
令和六年三月八日
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三月八日の歌。
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境界杭朽ちけるのちの梅の花にほひ滿ちきて誘ふごとし
令和六年三月七日
3
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戀ふるごと幾年春を告ぐる花の色も匂ひも主こそ知れ
令和六年三月六日
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春告草は梅の異名。
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白妙の無限にちかき花びらを纏ひたたずむ梅、花の兄
令和六年三月五日
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「花の兄」は梅の古名、別名。
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花吹雪 春の天狗のひと煽ぎ目にはみえねど誰迷ひゆく
令和六年三月五日
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われもまた春の旅人はるばると登りて白き梅の泡沫
令和六年三月四日
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今日梅祭りに行きました。
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青天の遊覽バスに春をゆく青年ふたり肩竝べをり
令和六年三月四日
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雛祭をはりに左大臣ひとつわがいにしへの友と招くも
令和六年三月三日
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今日は楽しい雛祭り
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内裏雛ひとつとどめよマグノリア憂き世のなかに亂れ咲くまで
令和六年三月三日
2
今日は楽しい雛祭り
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