しんじゅさん
のうた一覧
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加茂川の流れに沿ひてゆく雲もほのぼの染まる秋の夕暮れ
令和五年十一月十九日
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今をまだ秋とも知らぬ竜田山風のたよりぞ空しかりける
令和五年十月十一日
5
知らすすべなき秋の風かな。頼み難...
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蝉時雨今はそぼ降る黄昏に所得顔の秋の虫かな
令和五年九月十九日
9
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秋来ぬと人はな言ひそひたぶるに恋ひて空しき山のもみぢ葉
令和五年八月三十一日
9
秋と聞かば、まず思はるるものの目...
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故郷もなほ蝉の音の絶えずしてをさなき頃をしのぶ夏かな
令和五年八月三日
6
子供心地に蝉の音を聞く
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白雲を誘ふ吉野の山見れば心にあまる緑なりけり
令和五年七月二十一日
11
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春ならば花と見まがふ白雲も山の緑に映ゆるなりけり
令和五年七月四日
12
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去年のつゆ惜しみし我を見るからや強ひてまだ咲くあじさゐの花
令和五年六月二十八日
10
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紫陽花の色に僻みて久方の天の白雲雨降らすらむ
令和五年六月二十二日
10
墨に染まることはあれど。
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愛づるとて長くはあらぬあだ花は如何にせよとや咲き匂ふらむ
令和五年六月二十日
6
我が心如何にせよとか。
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とりどりに乱れて咲ける紫陽花のいづれの色か心染むべき
令和五年六月十六日
6
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雨まさるつゆにぞ敢へて咲く花の思ふがままか心染めける
令和五年六月九日
8
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紫陽花や群れ咲く庭の雨やめば花の玉水なほ照りにけり
令和五年六月四日
8
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夏の色は我こそそれとあしひきの山の緑の色まさりゆく
令和五年五月二十四日
7
近くには花も紅葉もなく、遠くには...
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ひさかたの雨ふる音ものどかなり花なき頃の夏の夕暮れ
令和五年五月二十二日
5
雨音はただ音なり。憂きもつらきも...
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ひさかたの雨ふる川の波速み渡りしかねてかはづ鳴くなり
令和五年五月十九日
7
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涼しとぞ思ひし風の身に沁みて夏は立ちぬと知られけるかな
令和五年五月十五日
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暦には立夏といへど、夏めく様も見...
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夏立ちて日長くなりぬ桜花山吹の後に咲く花や何れ
令和五年五月十四日
6
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山吹は今ぞ散るらむいたづらに賀茂の川音の清けかりけり
令和五年五月十一日
7
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行く春を呼ぶか嘆くかうぐひすも物を思へば歌を詠むらむ
令和五年五月八日
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生きとし生けるもの、いづれか歌を...
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