飛和さん
のうた一覧
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立っているものが偉いと誰がいつ決めたのだろう、ねえ芝桜
令和五年五月十九日
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ふるふると揺れる心は目に見えぬ世界の裏と交信してる
令和四年二月三日
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薄氷にワルツ刻んでその先の音楽会に往かうと思ふ
令和四年二月三日
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生きていく意味が見つからないと泣く それなら明日一緒に探そう
令和四年二月六日
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マイナスの世界で私は熱源になれていますか確かめてみて
令和四年二月六日
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蜂蜜とカモミールのラテふわふわと甘さの香る陽だまりのよう
令和四年二月八日
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表面はこんがり中はもっちりの黄金スコーン英国の味
令和四年二月九日
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つやつやのきつね色なるスコーンにつぶつぶのジャムとクリーム添へる
令和四年二月九日
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雲間から光差し込む宗教画 誰が人生もそのやうにあれ
令和四年二月九日
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よそ行きはクリームパスタ 同率でパジャマに跳ねるトマトも好きです
令和四年二月十一日
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ほわほわの衣とまろいカスタード黄色で包むミモザのケーキ
令和四年三月五日
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まだ顔を合わせていない隣人の生活音にゆるむ寂しさ
令和四年三月二十九日
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群青のカーテンが下りた往来に一番星とあなたを探す
令和四年六月十三日
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ブルーハワイみたいに不確かなものを愛してしまうんだね私たち
令和四年六月二十六日
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神様のパレットから零れた色を閉じ込めているフルーツゼリー
令和四年七月十五日
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真っ白な木槿が風に揺れておりまるで小さな天使の集い
令和四年七月二十四日
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紅葉の中で鳥居の赤は映え旅程になかった神社へ招く
令和四年十月十五日
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この冬の先触れとしてモンブランケーキが薄く纏う粉雪
令和四年十月十五日
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芍薬は立て直されて美しく、美しくあることの苦しさ
令和五年五月十九日
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華やかな仲間たくさんいるけれどストロベリーが春の恋人
令和四年二月五日
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年度替わりで慌ただしい春の癒しは...
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