飛和さん
のうた一覧
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成功の文字からはみ出た下書きはわたしが貸した鉛筆の跡
令和四年二月十七日
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苔庭の緑がひかる理由はね 宇宙がちょっぴり混ざっているから
令和四年二月十五日
8
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チョコレートボンボンはなぜか魚形 鱗キラキラおめかししてる
令和四年二月十四日
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デニールは80のまま黒色をグレーに変えてつま先前へ
令和四年二月十三日
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カレンダー捲るの忘れた如月が駆け足で春に飛び込んでゆく
令和四年二月十三日
7
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苦しみの行きつく先にあるカフェでとびきり苦い珈琲を飮む
令和四年二月十三日
7
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干し柿の硬い皺とて柔らかく変へる力がこの手にはある
令和四年二月十二日
1
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まだ咲かぬ椿待つ日の慰めに造花の薔薇を部屋に飾らむ
令和四年二月十一日
4
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よそ行きはクリームパスタ 同率でパジャマに跳ねるトマトも好きです
令和四年二月十一日
3
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雲間から光差し込む宗教画 誰が人生もそのやうにあれ
令和四年二月九日
3
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つやつやのきつね色なるスコーンにつぶつぶのジャムとクリーム添へる
令和四年二月九日
3
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表面はこんがり中はもっちりの黄金スコーン英国の味
令和四年二月九日
3
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蜂蜜とカモミールのラテふわふわと甘さの香る陽だまりのよう
令和四年二月八日
3
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窓枠に足をかけては眺めたる天がわたしの共犯者なり
令和四年二月七日
2
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下描きは上手くいっても彩色ははみ出し滲むそれでも止めない
令和四年二月七日
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蒼空に白き足跡つけし君その無邪気さがいと愛ほしい
令和四年二月七日
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ちょっとかしこまった青空に、子供...
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マイナスの世界で私は熱源になれていますか確かめてみて
令和四年二月六日
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何時の日かレール外れた足跡が誰かの標になるやもしれぬ
令和四年二月六日
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生きていく意味が見つからないと泣く それなら明日一緒に探そう
令和四年二月六日
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華やかな仲間たくさんいるけれどストロベリーが春の恋人
令和四年二月五日
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年度替わりで慌ただしい春の癒しは...
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