なりあきらさん
のうた一覧
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うちはへて 花は散りゆく 揺れながら 光眩しき 卯月の朝に
令和五年四月三日
15
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その弦が 脳の片すみ 弾くたび 忘れかけてた 景色が浮かぶ
令和五年三月三十日
10
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花咲けば 見馴れた木々を 見渡して 初めて気づく 可憐な小枝
令和五年三月二十九日
9
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山高み 春の霞が 覆うのは 降りゆく雪か 舞い散る花か
令和五年三月二十七日
9
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朝霧が あたり一面 覆えども 春風吹いて 花の香ぞする
令和五年三月二十三日
12
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ようように 街が色づく 淡色に 春のあけぼの ひなびた小道
令和五年三月二十二日
8
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菜の花が 黄色く染める 川べりで 鶯色の メジロが遊ぶ
令和五年三月二十日
5
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あちこちで 寄り添う二羽の つがいたち 春はカラスも 恋する季節
令和五年三月十六日
9
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きのう雨 今朝は雲なき 明日香川 淡い水面に 朝日が映える
令和五年三月十五日
6
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久方の のどけき春の 曙に 今年はじめて 鶯が鳴く
令和五年三月十三日
8
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春の夜の 闇に妖しく 桜花 姿見せずに 漂い香る
令和五年三月九日
9
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欄干に 群れて佇む 海かもめ 五月のような 日射しを浴びて
令和五年三月八日
11
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うばたまの 眠れぬ夜に みる夢は 夢かうつつか うつつか夢か
令和五年三月六日
5
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昨日まで 霞隠れの 筑波山 静心なく 春めきにけり
令和五年三月三日
5
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朝靄に 一羽の鷺が 消えてゆく 夢の奥へと いざなうように
令和五年三月二日
6
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春風が 山の香運ぶ 麓には 一足早い 花の香ぞする
令和五年三月一日
6
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春風が 吹く青空は 旅心 ゆくあてもなく 彷徨うように
令和五年二月二十七日
8
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真夜中に 遠くに響く 鹿の声 夢かうつつか 惑わせる夜
令和五年二月二十二日
6
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朝日浴び 葉より滴る 白露は 過ぎ行く冬を 惜しむかのよう
令和五年二月二十一日
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梓弓 引いた先には 春霞 なぜ富士隠す 雲もないのに
令和五年二月二十日
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