なりあきらさん
のうた一覧
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いつも間に 青に紫 鮮やかに 道端照らす 紫陽花の花
令和六年五月二十七日
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東雲が ほがらほがらと 明ける朝 いつもの声で カササギが鳴く
令和六年五月二十七日
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夢なのか まことなのかと 思いつつ 雨を眺める 夏の朝かな
令和六年五月二十一日
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姿なく 藪の中から 夏来ぬと 五月の朝に 鳴くホトトギス
令和六年五月十九日
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この恋は 真赤に咲いた 赤いバラ 人の心を 真赤に染める
令和六年五月十六日
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紫の 藤浪咲いた 垣根には 波立つように 椋鳥が舞う
令和六年五月五日
4
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東雲に コツコツコツと 窓たたく 五月の朝に 五月雨が降る
令和六年五月一日
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いつだって 恋に焦がれる この身にも 夏の夕べは あやしかりけり
令和六年四月二十六日
3
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恋すると 自分の一部 離れゆく 別の自分に 苦しめられる
令和六年四月二十二日
4
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朝靄に 小野の篠原 偲んでも 眩き時は もう戻らない
令和六年四月十七日
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いつか来た 岬に咲いた 花を見た 夏の始めの あの山吹の花
令和六年四月十五日
3
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咲いたのち すぐに散りゆく 花ゆえに 過ぎ行く春が 恋しかりけれ
令和六年四月十日
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うっすらと 桃色に咲く 桜花 儚き夢を みさせるように
令和六年四月八日
3
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今もなお あの故郷に 咲いている あの懐かしき 山吹の花
令和六年四月二日
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梓弓 道行く人を 惹き付ける 街路樹に咲く 桜花かな
令和六年四月一日
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春風よ ひとつお願い 聞いてくれ 花の蕾は 残しておくれ
令和六年三月二十七日
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春風は 見える見えざる 様々に 咲ける咲かざる 気の向くままに
令和六年三月二十五日
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菜の花が 黄色く染める 河川敷 ここは何処かと 惑わすように
令和六年三月二十日
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咲くとみせ なかなか咲かぬ ひとときも 目のはなせない 桜花かな
令和六年三月十九日
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花色に 衣服を染めて 着てみよう 散ってしまった 後の名残に
令和六年三月十四日
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