なりあきらさん
のうた一覧
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朝靄に 一羽の鷺が 消えてゆく 夢の奥へと いざなうように
令和五年三月二日
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春風が 山の香運ぶ 麓には 一足早い 花の香ぞする
令和五年三月一日
6
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春風が 吹く青空は 旅心 ゆくあてもなく 彷徨うように
令和五年二月二十七日
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真夜中に 遠くに響く 鹿の声 夢かうつつか 惑わせる夜
令和五年二月二十二日
6
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朝日浴び 葉より滴る 白露は 過ぎ行く冬を 惜しむかのよう
令和五年二月二十一日
7
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梓弓 引いた先には 春霞 なぜ富士隠す 雲もないのに
令和五年二月二十日
5
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春なのに 木隠れ多き 夕づく夜 朧気なるは 梅の花かな
令和五年二月十五日
4
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春の夜に 色は見えねど 梅の花 香りだけでも 夢心地かな
令和五年二月十四日
5
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春の日の 光にあたる 朝なれど 今だ聞こえぬ 鶯の声
令和五年二月九日
8
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朝靄に マダムが一人 消えてゆく儚いほどに 足音もなく
令和五年二月一日
5
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音もなく 波さえ立たぬ 海を行く 風をたよりに 北へと向かう
令和五年一月三十日
7
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朝早く 鳥の声にて 目覚めると 窓の向こうが 色づいてくる
令和五年一月二十六日
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天の原 ふりさけ見れば 常磐なる 筑波の山を 照らす朝焼け
令和五年一月二十五日
3
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花よ花 咲いているのか あしひきの 山の向こうに 隠れるように
令和五年一月二十四日
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遠い日に 一目のみ見た その花は 今もその名も 知らぬ花かな
令和五年一月二十三日
5
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朝靄が 雲なき空を 覆う朝 いつもの鐘が 遠くに響く
令和五年一月二十日
3
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春の夜に 香りに誘われて 窓の外 姿は見えぬ 梅の花かな
令和五年一月十八日
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鶯が 花の蕾に 身を寄せる 春の気配を 知るかのように
令和五年一月十七日
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春がすみ 立てる空には 雁が行く 過ぎ行く時に 追われるように
令和五年一月十六日
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椋鳥が さえづる朝に 日が射して 木々の緑も 色づいてくる
令和五年一月十三日
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