茂作さん
のうた一覧
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荒海に眼失ふ唐の僧 坐像と成りて法燈を繼ぐ
令和三年九月十三日
15
唐招提寺鑑真座像 6回目の...
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てつぺんを目指す若きらシンクロしミクロの公差鐵板を蹴る
令和三年九月十二日
11
短距離走のスタートは本当に美しい...
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泣き笑ひ六の手を持つ鬼神は吾を捕らまへ金縛りする
令和三年九月十一日
12
興福寺阿修羅像 何度見ても魅入...
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今はとて訪ふ人も無し島庄の土に埋もる蘇我の夢跡
令和三年九月十日
15
石舞台を訪れる人の中で、直ぐ近く...
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此處よりは世界遺産の土地と云ふ市杵島姫古事記の世界
令和三年九月九日
10
宗像大社辺津宮 神話の世界に触...
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白珠を詠ふ僧居て元興寺屋根の瓦は令和に知られ
令和三年九月八日
7
1400年前の屋根瓦の一部が今も...
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意圖有りやお構ひ無しの方角へ踠ゐて進む蚯蚓三疋
令和三年九月七日
7
土壌が良くないとミミズは住まない...
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隱口の長谷とも呼べり初瀬とも川の紅葉戀ひぬ日は無し
令和三年九月六日
11
いつになったら旅行が出来るように...
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古き日は都と呼ばれ青丹よし奈良に角ある托鉢の僧
令和三年九月五日
13
せんとくんと呼ぶそうです
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涼風が追ひ越してゆく秋の畑仕舞ひの茄子は紺を深める
令和三年九月四日
36
秋茄子は嫁に喰わすな、と言います...
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あの夜に少しの勇氣持つてれば阿修羅の世界見たかもしれず
令和三年九月三日
13
だれしも危うい経験はあるはずです
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北投の昔の宿に日本語を操る嫗昭和と出會ふ
令和三年九月二日
9
台湾を再訪できるのは何時になるの...
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草片の土を養ひ赤蜻蛉ホバリングして季節を運ぶ
令和三年九月一日
8
夏野菜が終わり、土休めの時節です
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夏衣ジントニックの晝下がりほんの少しのリッチ味わふ
令和三年八月三十一日
11
このお酒を昼下がりに飲むと、不思...
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雨繁く人工物の堆積に目覺めし遠呂智湯烟を飮む
令和三年八月三十日
11
土石流はソーラーパネルと盛り土が...
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炎節の蛇口に漏れる水の音僅かばかりの秋を知らせり
令和三年八月二十九日
10
菜園の作業は大変です。でも今やら...
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果て知らず落ちる枯れ葉を雲水は集め續けて飽くことも無し
令和三年八月二十八日
8
山道を掃除する僧に出会いました。...
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競ひ終へ喜びをまた哀しみをどつと吐き出す若者の群れ
令和三年八月二十七日
8
様々な議論があったオリンピックで...
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山陰の驛に記憶の訛り聞き土産もつ手の確認をする
令和三年八月二十六日
10
地方に住むいとこ達を訪問したのは...
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水槽に弱つた金魚の底にゐて呼吸噐求む夏の日盛り
令和三年八月二十五日
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