茂作さん
のうた一覧
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孫娘 來なかつたねと妻が云ふ テーブル硝子を片附けた午後
令和四年三月二十二日
12
孫娘はテーブルの上で遊ぶのが大好...
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水溜まり飛び越えて行く元氣な子 ピチヤピチヤ飛ばす惡戲小僧
令和四年三月二十一日
12
雨上がりの登校風景でした
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荒れ畑を唸りて進むトラクター 尻に吐き出す目覺めした土
令和四年三月二十日
10
農家も春植え野菜の準備を開始した...
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閉ぢられた本の栞が氣にかかる 君の心の知らない頁
令和四年三月十九日
10
お互い知らない部分を認めあった方...
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初音聞く今日の喜び半ばなり あと幾たびか春に逢ふべき
令和四年三月十八日
11
あと何年初音を聞けるかと思うと少...
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眠る人知らぬ孫らが水掛ける 春のひかりの奧城所
令和四年三月十七日
14
墓参りを済ませました 孫たち...
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初蝶の舞ひ來て春を喜びぬ 明日を種まく節と定める
令和四年三月十六日
15
野菜栽培は種まき時期を見定めるの...
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ほのぼのと春の光に包まれて 常世の國を往き來ふ翁
令和四年三月十五日
15
近所のご老人は庭に椅子を出して気...
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君と逢ふ後ろめたさと嬉しさを 一緒に食べる雨の日の午後
令和四年三月十四日
14
幼なじみに誘われました 妻に...
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我が心空にならんと思ふかな 計らふ事の多きばかりに
令和四年三月十三日
11
ひたすら座れ、心をむなしくせよと...
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芋の芽が黒のマルチを突き拔けて 春の日差しに放たれる朝
令和四年三月十二日
11
ジャガイモが芽吹きました
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春の陽にそら豆の花咲き揃ひ 友と紛へて蝶らが遊ぶ
令和四年三月十一日
13
昨年末に種まきしたソラマメが花を...
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子の住まぬ部屋に貼られた佳作の繪 昔の時は戻ることなし
令和四年三月十日
13
子供達が使っていた部屋は展覧会で...
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桃の花眞綿のやうに膨らんで 春を喜ぶ小鳥ら招く
令和四年三月九日
16
満開の桃の木に小鳥が集まっていま...
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初蝶の縺れ合ひては止まりぬ 育ち始めた絹莢の苗
令和四年三月八日
13
今日初蝶が畑に飛んできました
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すべり台また繰り返す幼子の 顏に殘ったさっきの泪
令和四年三月七日
13
預かった孫は公園のすべり台で遊ぶ...
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スカートに春一番の悪戯が 吹ゐて羞ぢらふ若き眩しさ
令和四年三月六日
13
関東地方では春一番が吹きました
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あの時のホンの少しの意地惡が 君を遠くに遣つてしまつた
令和四年三月五日
13
後悔先に立たず 若い日の思い...
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お繪かきのパパのお顏の大きくて いつも横向き眞つ直ぐな髮
令和四年三月四日
14
3歳の孫娘がお絵かきを始めました...
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昇る日に向かひて進む鳥逹よ そろそろ止めよ身を焦がすなよ
令和四年三月三日
12
飛ぶ鳥たちが一瞬朝日に重なりまし...
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