茂作さん
のうた一覧
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冬うらら人は出で來て土起こし 春の野菜のそなへ始まる
令和六年一月十日
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そろそろ春野菜の準備開始です
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歸り道好みて少し遠廻り 今宵の月の美しくして
令和六年一月七日
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鳥ながら人に意地はるカラスかな 寄れどなかなか逃げぬふりして
令和六年一月五日
15
かなり近づいても逃げません こ...
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霜柱わざわざ蹈んで畑の道 子らが競へりさくさくの音
令和五年十二月二十九日
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つねよりもこころ明るき思ひする 咲きし山茶花瓶に活ければ
令和五年十二月二十八日
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遠き日を思へば夢か現かも いまある我は誰れがかねごと
令和五年十二月二十三日
15
すべて決まっていたのでしょうか ...
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女を見連れの男をそつと見て 吾に足らないものを悟れり
令和五年十二月二十一日
13
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何ゆゑに競ひて散れる紅葉かな 春の日遠き冬枯れの里
令和五年十二月二十日
16
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よき苗を求めて探す年の暮れ 春に實を獲る時を思ひて
令和五年十二月十七日
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師走にも餠附く人の無い街に ポインセチアの赤が窓邊に
令和五年十二月十六日
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餅つきをする光景は全く見なくなり...
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奈良の街牝鹿牡鹿をすり拔けて 輕きステップ人力車跳ぶ
令和五年十二月十五日
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我もまたむかしの人と云はるべき 年の終はりの奧津城參り
令和五年十二月十四日
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名も知らぬほこらに祈る外つ國の 乙女にあへり山の邊の道
令和五年十二月十三日
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訪ぬれば秋篠寺の苔の庭 色さへ冴えと青みだちたり
令和五年十二月十日
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秋篠寺は苔寺とも呼ばれているそう...
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氷張る朝の手水に驚きて 兄を呼ぶなりふるさとの冬
令和五年十二月九日
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寒空の赤き柿の實哀しかな あるじなしとて採る人もなし
令和五年十二月六日
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吊された冬大根の白さかな 覺悟して待て石の重きを
令和五年十二月五日
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沢庵漬けの準備中です
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年の暮れ殘り少なき日の數を 指折りてみる歳の積もりも
令和五年十二月四日
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年齢を重ねるとますます一年が短く...
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枯れ果つるただひともとの紫陽花に 小さき芽ありてうれしかりけり
令和五年十二月三日
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おしなべて山は紅葉になりにけり 春に劣らぬ人を招きて
令和五年十二月二日
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紅葉狩りのシーズンです
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