茂作さん
のうた一覧
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あちこちに向かひて眠る孫三人 それぞれ育て其れ其れの夢
令和四年八月二十九日
14
雑魚寝する孫たちを見て
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現し世に逢ふことの無き姉兄の 御魂安きと撫順訪ふ
令和四年八月十六日
17
敗戦直後の旧満州での逃避行で幼い...
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自撮り棒 眼合はした携帶の 顏はますます亡き父に似て
令和四年八月十四日
13
最近父親にそっくりになって来たと...
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顏蹴られ足蹈まれても嬉しきは 孫三人との雜魚寢の一夜
令和四年八月十三日
17
孫が泊まりに来ました
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知らぬ街移り住みてや幾歳月 此の地は孫にも故郷となる
令和四年八月四日
13
長男は結婚後も近くに住んでくれま...
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本氣では走らないから驅けつこを しやうと誘ふ七歳の孫
令和四年八月二日
15
七歳の孫にも負けるようになりまし...
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もう少し病氣のままで寢てゐたい 獨り占めするママになるから
令和四年七月三十一日
15
近くに住む三人兄妹の孫 真ん...
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今も問ふ父が身罷るその時に 我が親不孝許し給ふや
令和四年七月二十九日
11
散々親不孝しました
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水槽を見上げる瞳に虹の影 祖母を探して三つの娘の聲
令和四年七月十七日
14
7月16日は虹の日だそうです ...
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いつの間に父と母より永らへる さして誇れることの無きまま
令和四年七月十六日
17
余り長生き出来なかった両親 ...
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幼きの頭を撫でる夏の日は 我が亡きあとの思ひ出となれ
令和四年六月二十九日
13
思い出作りは大切です 孫にと...
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「美味いか」と祖父の言葉を背中に聞き 蜀黍囓る夏の思ひ出
令和四年六月二十七日
14
夏休みには必ず行った母の実家 ...
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夏の午後麥酒の色を愛しけり 嫁が屆けた高原の味
令和四年六月二十四日
14
父の日に届いた有名避暑地の地ビー...
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子どもらに相談するやう妻に云ふ 吾れ亡き後の重き事ども
令和四年六月十二日
10
自分が亡くなった後のことを考える...
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朝露の髭に殘れる蜀黍を 祖母は捥ぎきて食へと勸める
令和四年六月十一日
15
生活に余裕のなかった母の実家でし...
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孫が問ふ僕は家系の何代目 關ヶ原では何れの側に
令和四年六月十日
17
歴史に興味を持ち始めた孫 思...
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なかなかに重き話を切り出せぬ 吾を見つめて妻は覺悟す
令和四年六月七日
16
いざとなると女性の方が余程肝が据...
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湯の街の朝を二人で散歩する 雨も微笑む一本の傘
令和四年五月二十一日
16
途中から小雨が・・・ 傘が一本...
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吹き飛ばす種がなんだか惜しまれる 孫の手を曵く蒲公英の道
令和四年五月九日
12
孫との時間も大切にしないと・・・
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母の日に嫁が送つた紫陽花の 鉢に水足す朝の始まり
令和四年五月八日
12
例年はカーネーションですが、今年...
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