茂作さん
のうた一覧
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物置の隅で見つけた自畫像が語りはじめる遠き日のこと
令和八年七月二十二日
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あぢさゐの花の終はりて朝顏のつぼみ數へる夏の夕暮れ
令和八年七月二十一日
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いつしかと聞きしその名のよみがへる小夜の中山いまぞ越えくる
令和八年七月二十日
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草深みさしも荒れたるつはものの見果てぬ夢を訪ねてぞくる
令和八年七月十九日
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警策の音の拍子が氣に掛かる隻手音聲まだまだ聞けぬ
令和八年七月十八日
7
*隻手音声=片手の音
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山ばとのほろろと鳴ける夕暮れは人戀しくぞ吾もなりぬる
令和八年七月十七日
7
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思ふより如何にせよとか紫陽花の雨にうたれて色變はりゆく
令和八年七月十日
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おのづからこぼれて生ひし種ぞとは見えぬひまはり丈を超えたり
令和八年七月八日
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どくだみの疎まるる香を哀しみて白きその花摘まづありける
令和八年七月六日
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訪へばこそこころにしみて冴えわたる神の息する那智の大瀧
令和八年七月五日
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夾竹桃うす紅いろの怪しさに心亂れて摘まづありけり
令和八年七月四日
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こととなく人戀しくぞ思ほゆる鳴きも絶えせぬ山ばとの聲
令和八年六月三十日
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五月雨のおうち花散る夕暮れに濡れてやひとり山ばとの鳴く
令和八年六月二十六日
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どくだみのなほ疎まるる寂しさよ十字の花は清く咲けども
令和八年六月二十三日
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卯の花のあまた咲けども時鳥などわが里に一聲も無き
令和八年六月二十二日
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あぢさゐの花のいろいろ競ひてはそば行く子らの雨傘のいろ
令和八年六月十八日
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降りそぼち千草かすみてあぢさゐの花ばかりこそ色まさりけれ
令和八年六月十七日
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塵をだにすゑじとぞ思ふあぢさゐの花を摘みきて瓶に插しつつ
令和八年六月十五日
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にわか雨借りた宿りを喜びぬ見てこそゆかめあぢさゐの花
令和八年六月十三日
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物置の奧に見つけた自畫像のまなこ清けし夢多きころ
令和八年六月七日
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