笑能子さん
のうた一覧
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きしきしと粉の鳴くなり餅作り冷めて強張るその後を知らず
平成二十一年九月十一日
1
寓意
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ゆっくりと心を癒す些細事只受け止める流れのままに
平成二十一年九月十日
3
ひとひのごとく
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ざらざらと疲れ心を荒らし居るただひっそりと静まりを待つ
平成二十一年九月九日
2
落ち着き持ちて
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仲良しを必要以上に振り回すオトナの背中を冷たく視る子
平成二十一年九月八日
2
あるシステムへ。
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淡々と融通工夫の日々なれば波をも知らず底をも知らず
平成二十一年九月七日
1
そういうもの。
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掃き溜めを顧みずして掃き落す生まれるものがあるとも見ずに
平成二十一年九月六日
2
瓢箪から
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ゆるゆると動く定めを愉しみつ戸惑ってもいる長月初め
平成二十一年九月五日
2
ただ向かう
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戯れ歌を捻るも一つの張り合いか無為の一日の淋しきと比し
平成二十一年九月四日
2
それなりに
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吐くまいぞ己に嘘は吐くまいぞ産む愉しみから目を背けずに
平成二十一年九月三日
2
出力者として。
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茶目っ気を出せば新たな王の勝ち封じ込めれば負けへの一歩
平成二十一年九月二日
1
色々ござる
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騒乱もあっさり昼には収まりてただ茶を啜る日常戻る
平成二十一年九月一日
2
何も無かったかのように
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日常をダモクレスの群れ忘れ居り東西屋挙りて虎視眈々と
平成二十一年八月三十一日
1
誠実なら、と願い。
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誠実が半日掛けて測られる記憶の彼方のメールとともに
平成二十一年八月三十日
2
静かに。
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入り混じる世間の感心無関心芝居もどきの葛藤の末
平成二十一年八月二十九日
3
なんともはや
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目的と手段間違え進む人その傍杖を喜ぶ人も
平成二十一年八月二十八日
2
空涙よりなお。
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囲い込む皮算用とは裏腹にぼろりぼろりと良貨の墜ちる
平成二十一年八月二十七日
2
某SNSにて。
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かさかさと 聞こえる足音 曇り空 気配を避けて こっそり歩く
平成二十一年八月二十七日
0
台所にて
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火を煽る後は野となれ山となれ熾き火育てぬ蛮人の行く
平成二十一年八月二十六日
3
淡々と
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冷や水を浴びせてくれる有り難さ作麼生説破の間合いを保ち
平成二十一年八月二十五日
3
得難き人
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淡々と研ぎ澄ませている己が舌人斬らぬ様吾刻む様
平成二十一年八月二十四日
4
鏡として。
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