葛城さん
のうた一覧
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刀自の顔隠れるほどの実りして新高梨の深き味わい
令和三年十月二十二日
12
ひどい夏の天候でしたが、糖度が高...
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安定の秋の気候を待ちわびて冬まで二十日を切る頃となり
令和三年十月二十一日
12
満足な空模様はほんの数日でしたが...
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秋衣裝日々色濃くし佇みて銀杏黄金の陰廣ぐかな
令和三年十月十九日
13
立っている環境や条件で一律ではな...
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山境の谷川水に散り浮かぶ赤き楓の旅いづこまで
令和三年十月十五日
14
海にまで出ては行けないでしょう。
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おそ秋の西空染めて沈みける日は今昇る東天を背に
令和三年十月十四日
12
夕焼けと朝焼けのどちらが綺麗か。...
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久々に一雨くるか鈍色の雲喜ばし気に広がりており
令和三年十月十二日
12
一雨来れば又気温は下がって昼間も...
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この度はいづれへ拔ける野分かな願はくば何處も荒らさずに去ね
令和三年十月十一日
10
アメリカでは昔から颱風に女性の名...
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枯れゆくがままの宇宙に手を入れて草木も苔も蘇えらする
令和三年十月十日
13
両手の中に育む世界。たったこれだ...
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暁に何鳴き交わす小牡鹿の声嫋々と枕辺を問う
令和三年十月九日
12
ソプラノです。
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霧がくれ見えぬ山田のひこばえも晩秋の陽に今萠えわたる
令和三年十月七日
12
刈り取られた後にそれぞれの稲の株...
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細路に左右しなだれ露をおび歎くかに見ゆ萩ぞ美し
令和三年十月六日
10
ズボンが湿ってしまいました。
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草深き秋の里山なにとてぞ鳴きし鶉の聲ぞ身にしむ
令和三年十月五日
9
ところでスーパーで売られている卵...
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閉め忘れ夜明けの大気忍び込む窓より深き秋の沁み入る
令和三年十月四日
14
扇風機は仕舞ったばかり、エアコン...
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舞ひをりて聲高らかに呼ばうかな若き鶺鴒身を彈ませつ
令和三年十月一日
11
二階の窓から覗くとカーポートの屋...
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無限なる宇宙も調和と秩序もちその花の如く整はれしか
令和三年九月二十八日
10
コスモス。たいした名前の花ですが...
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罅割れた路面を浮かし潛行すその街路樹の太き根這へよ
令和三年九月二十七日
13
所用で出かけた団地の歩道は街路樹...
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明け放なれ日は燦燦と射しけれど身はやや竦む冷える大氣に
令和三年九月二十五日
10
良い天気ながら朝はヒンヤリとして...
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爽やかな日差しに映えるリコリスの紅白の花に風の纏はる
令和三年九月二十四日
10
毎年きちんとこの花を咲かせておら...
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気分屋の女性の如き通り雨いつ変われるや知らぬ秋空
令和三年九月二十二日
6
目覚めると激しい降りでしたが、も...
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研ぎ澄ます刃の醸す冷たさに秋水を当つ頃に至れり
令和三年九月十九日
12
今頃の一日のうちで一番気温の低い...
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