波端さん
のうた一覧
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月の神酒含みて紐解ける華のいさよふ夜を戀ふ紅天蛾
令和四年一月八日
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夢見月古りたる枝にもうら若葉匂ひたつ汝が面影彩ふ
令和四年四月一日
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夢見月(ゆめみづき)は弥生の異称...
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海風に海鳥あまた集ふらむツーレの王の城の斷崖
令和四年五月三日
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ツーレは「昔ツウレに王ありき」か...
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茶トラねこ一群萩にくまばちの羽音ききつつねむる秋の日
令和四年十月七日
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水道の水のぬるみに先の日の陽気を...
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冥道へ轉がり落つる挽き臼を止め得ざりたるまま日曜日
令和四年十一月十三日
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夜降ちてけもの山路を去りしかば何ものぞわがうちにわだかまる
令和五年一月六日
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悉皆碧くあをく溶けいるわたつみの深きにしづみとくるたましひ
令和五年一月九日
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黄昏の邂逅燃ゆる天地に猶荒ましき窯變は有れ
令和三年一月二日
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顯れたるもの 目のあらぬ 目の代にくらきうろあり 探りてあり
令和三年一月十七日
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平和とふ薔薇一輪この眞冬軍港に臨む園地にありて
令和四年二月十四日
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諸人を審かざりける御使の墜つるが如く白薔薇咲きぬ
令和四年二月十七日
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前の歌を削除、「裁」を「審」に、...
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露の間の月の光を移草 日に新なる花の色映ゆ
令和四年六月二十六日
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ダブルミーニングの歌会に
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修羅の差す扇を透きて陽炎に搖らぐ天主臺蹟舞ふ黑揚羽
令和四年七月二十一日
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うちわのうた会に
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朝露の丘にあえかに釣鐘の花花搖れる幸ひの如
令和四年十月二十七日
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つりがねにんじん
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行くさきも知らず 憂哭も忘レテのかは誰の影 遠く流るる
令和四年十二月四日
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レテの川
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戀ふ胸に汝がつめたき手を暫しあたため得ばと望まむ心
令和四年二月十四日
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恋心の歌会に
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