卓さん
のうた一覧
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熱くなり 冷めゆく五月 気まぐれで 君と似ていて ため息をつく
令和五年五月二十四日
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五月過ぎ 物憂い雨も 沈む気も 消し去る夏を 焦がれ空見る
令和五年五月二十二日
3
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走り出す 小麦色した おさな髪 行く夏重ね 大人の色に
令和五年五月二十日
3
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海岸で 別れ切り出し 君を見る 微笑むだけで 最後の雨に
令和五年四月二十三日
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溶けるほど わが身照らせよ 月明かり 過ぎた思いや 人達までも
令和五年四月十日
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ムリをして 口紅ひいて ハイヒール これでもダメか 靴脱ぎ捨てる
令和五年四月八日
6
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荒野より 見据える先は 嵐でも 溶ける事なし 我が胸だけは
令和五年四月八日
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うれしさに 落ちる涙と みだれ髪 情けのあとも 雨はふりつつ
令和五年四月七日
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咲いて散り 花びら風に 流されて 人の命も こんなものかと
令和五年四月六日
6
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すみません いつも見ていた セミロング 微笑みながら となりに座る
令和五年三月三十一日
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不器用で そのくせ浮つく 気まぐれで 好きな人だけ 変わらず想う
令和五年三月二十九日
5
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サイダーの ストロー風に 揺れていて 思い決めたか 戸も閉め忘れ
令和五年三月二十九日
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花見酒 桜の下で 殴り合う お前の嫁は 俺に惚れてた
令和五年三月二十七日
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告白を 枝垂れの下で 泣きながら 断る君は なぜ一人なの
令和五年三月二十七日
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笑ったり 泣いたりいつも 側にいて いまさら気付く その大切さ
令和五年三月二十七日
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咲く花は 心と同じで 散るものと くれたボタンを 持つはずもなく
令和五年三月二十七日
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春風に 桜のたより 華やかに どうして愛でる 散りゆく者を
令和五年三月二十二日
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学び舎で 満天の星 見送るも ただひたすらに 無事祈るのみ
令和五年三月十三日
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警策で 怒鳴られながら 叩かれて 反省もせず 虚空を睨む
令和五年三月十二日
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僧堂に 風は吹き抜け 静寂も 何かを求め ただ座るのみ
令和五年三月十二日
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