草木藍さん
のうた一覧
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日が暮れて虫の音早も庭に聴き季節はいつぞと迷う水無月
令和三年六月二日
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馴染みたる小さなお店またひとつ閉店となり侘しさつのる
令和三年六月二日
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洋菓子店、寿司店、焼鳥屋さん次々...
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梅雨空に色彩失せし街並みも今日は快晴色の溢れる
令和三年五月三十日
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早朝に耳を澄ませば名も知らぬ鳥の鳴く声様々ありて
令和三年五月二十八日
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ひらひらと青の美しアゲハ蝶洗濯物を干す手の止まる
令和三年五月二十四日
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山あいの小さな棚田水鏡空を写すも猫の額に
令和三年五月二十三日
6
僅かな土地を惜しむように作られた...
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山際の赤く染まれば久々に五月の空の戻り来るかな
令和三年五月二十三日
8
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日陰にぞどくだみの花群れ咲きて白き十字は明るさ点す
令和三年五月二十二日
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くちなしの 白 薄黄と 花の色 うつろひゆきて かざぐるま落つ
令和三年五月十七日
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くちなしの花はかざぐるまのようで...
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霧深しライト当たれば暗闇に渦を巻くよな光の粒子
令和三年五月十六日
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しとしとと若葉を濡らす翠雨かな窓より眺む安き休日
令和三年五月十五日
7
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髪切りに今日は行こうと思いきに雷雨となってたじろいている
令和三年五月十五日
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甘い香の風に漂い見渡せばくちなしの花さやかなりけり
令和三年五月十四日
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出勤の朝には疎し雨なれど夜は雨音癒しとなりて
令和三年五月十二日
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初夏の風白みゆく空鳥の声五月の朝をひとり楽しむ
令和三年五月十日
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慣れた道カーブの先にイノシシがお互い仰天しばしお見合い
令和三年五月九日
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元々臆病な動物なのでバイクを動か...
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驚きぬ住宅街のイノシシにされどかつては彼らの棲家
令和三年五月九日
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山を削って造った宅地ですから。
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朝暗き庭のカラーの白深し闇の中こそより深み増す
令和三年五月八日
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採れたてのえんどうむくは楽しかりうぐいす色の豆のころがる
令和三年五月八日
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豆ご飯にしました。
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シンプルな暮らしをしたし 断捨離で余計なものをそぎおとす今日
令和三年五月四日
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