草木藍さん
のうた一覧
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灼けた石柄杓の水もすぐ乾くお墓の中は涼しかろうか
令和五年八月六日
9
しばらくお墓参りしていなかったの...
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潮の香に染まる腕は赤銅にペーロン競漕銅鑼の音響く
令和五年八月四日
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次々と街の老舗の消えゆきて何処も同じ見馴れた看板
令和五年三月二十八日
9
チェーン店ばかりになって全国どこ...
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寒戻る弥生の空は夕暮れて二つの星は明るさ競う
令和五年三月三日
12
金星と木星の大接近。
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西の空明く輝く星二つ疲れて帰る家路に灯る
令和五年二月二十七日
8
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星冴える冷たい夜の静けさよ空の深さにただ沈みゆく
令和五年二月二十一日
13
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春めけば鳥の鳴く声飛ぶ姿庭に眺めるやはらかき朝
令和五年二月十九日
13
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ほろ苦き春をいただくふきのとう淡きみどりを野辺に探して
令和五年二月七日
14
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節分やメジロ戯る庭の梅誰が鬼やら逃げるを追いて
令和五年二月四日
11
恣翁様、お歌ありがとうございます...
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緩やかな時の流れる喫茶店道行く人をぼんやり眺め
令和五年二月一日
8
久しぶりのゆったりとした時間。
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陽が射せば寒さ和らぐ睦月尽きらめく海は春の香のして
令和五年一月三十一日
12
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暖かな冬の日差しに包まれて海の碧さと並んで走る
令和五年一月二十一日
10
仕事で郊外へ。 横に海を見なが...
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禁色の 深紅 椿挿す 荒れた庭より 一枝折りて
令和五年一月二十日
10
昔、深紅は禁色だったと。
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梅の枝を透かし下弦の月光る冷たい風に冬の戻り来
令和五年一月十五日
10
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冬日和米蒸す湯気の柔きかな家族の集う年の瀬の庭
令和四年十二月二十七日
12
知り合いを訪ねたら餅つきの準備を...
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厳冬に育む命母の手に戦禍の中にエヴァといふ希望
令和四年十二月十一日
6
ハルキウを逃れ、リビウ近郊で女児...
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野辺行けば仄かな香り風に乗り冬の陽射しに佇む水仙
令和四年十二月九日
9
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見はるかす 水色 青 碧の 美ら海よ 溢れる光 戦さなき世の
令和四年十二月一日
6
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黄昏の深紅の空は琉球の海に沈んだ夕陽の余韻
令和四年十一月二十九日
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にぎやかな部活帰りの中学生暗い夜道も輝く青春
令和四年十一月二十八日
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