草木藍さん
のうた一覧
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まだ明き夏の夕刻白い月雲の間に間に見えつ隠れつ
令和三年七月十九日
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蝉の音といつも変わらぬ稜線と明るい空の平穏な朝
令和三年七月十八日
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早緑の夏草すくり清々し稲に似たる葉天に向かいて
令和三年七月十七日
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草取りは賽の河原や限りなし休みの度に疲労困憊
令和三年七月十七日
4
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稲光る夕べの暗雲何処へやら未明の空は満天の星
令和三年七月十五日
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梅雨明けか朝日の射して戸を開ける澱んだ空気追い払う風
令和三年七月十三日
5
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眠るよに天寿全う百と三つ生まれ日祝う花に囲まれ
令和三年七月五日
7
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風のよに飛んで行きたやヒメジオンふるふる揺れて風に憧れ
令和三年六月二十八日
4
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見渡せば白く溶け合う空と海モノクロ写真に青き夏草
令和三年六月二十六日
4
雨の後、海を見下ろして。
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梅雨曇り気怠き午後や夏草の繁れる庭にため息をつく
令和三年六月二十六日
4
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口惜しや雲に阻まれ苺月見るにあたはず空の明け行く
令和三年六月二十五日
5
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ツバメの巣転落防止の棚ありてヒナの安全役場の仕事
令和三年六月二十四日
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役場の軒先にツバメの巣が。職員が...
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真夏日の強き日射しに萎えれども桔梗の青に涼しさみつけ
令和三年六月二十二日
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物干しのトタンをたたく音のして見ればひよどり虫をつつきぬ
令和三年六月二十一日
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長き日を愉しむべしと夏至の朝東の空は早や朱を帯びて
令和三年六月二十一日
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野良ちゃんよ花壇に糞はいただけぬ風呂敷入れてお持ち帰りあれ
令和三年六月十九日
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先週作ったばかりの花壇なのに。
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まだいいか油断大敵雑草があれよあれよと芽を吹き慌て
令和三年六月十九日
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逃げるよに夜行列車で東京へ若き自分に伝えたし今
令和三年六月十八日
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夜明け前墨絵のような山と空雨に煙るをただ眺めおり
令和三年六月十八日
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ひとりの夜雨音だけを聴いている何もせずただじっと聴いてる
令和三年六月十五日
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