草木藍さん
のうた一覧
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初雪に遅き種まきやっと終ゆ寒さに耐ゆかウスイえんどう
令和二年十二月十六日
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冷えきった躯湯舟に沈めれば湯のぬるみゆく初雪の朝
令和二年十二月十六日
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整骨院中高生の多きこと体壊して部活って何
令和二年十二月十五日
3
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夕方の光透かして干し柿の食べ頃なるはあと少しかな
令和二年十二月十二日
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曇天の海の真中に天使舞う雲の隙間の光の舞台
令和二年十一月二十七日
4
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疼の字に冬の宿るは頷けり冷え込む夜は膝疼きだす
令和二年十一月二十七日
4
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登り来ばほのかに青き水平線地球なぞりてやや弧を描く
令和二年十一月二十六日
4
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髪切れば首元寒し年毎に短くなりてベリーショートに
令和二年十一月十五日
4
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終点のバリアフリーの駅壊し高架としたる愚かさ哀し
令和二年十一月十四日
3
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それぞれの喜怒哀楽を受け止めて送り迎えし線路は消えゆき
令和二年十一月十四日
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線路が高架化されました。
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ひそやかに有明月と明けの星ふたり並んで何語るらむ
令和二年十一月十三日
6
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ありがたしボタンひとつで沸くお風呂ぬるき五右衛門震えし昔
令和二年十一月十二日
3
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原付は冷たき風のつきささるダウン出さねば冬はすぐそこ
令和二年十一月四日
4
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天高く気高き月の青白き光を浴びて我羞じらいぬ
令和二年十一月一日
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水害を免れし田を守りて新米届く夫の里より
令和二年十月二十五日
3
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新米は白く輝き甘き香す美味しき米を食す幸せ
令和二年十月二十五日
6
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雨の日は少し疲れて帰り来ぬ風呂に浸かりてしばしまどろむ
令和二年十月二十二日
3
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穏やかな秋の一日野に遊ぶここちよき風秋桜揺るる
令和二年十月二十一日
6
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休刊日配達なければ雨音も寝床で聴くはよきものなり
令和二年十月十九日
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オリオンの頭上にあれば今日も晴れ朝の暗きに仕事に出づる
令和二年十月十四日
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