笑能子さん
のうた一覧
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勢いは自ら生み出すものである赤の他人の恵みで無しに
平成二十二年九月二十日
3
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その世間狭き広きは君裁量言葉の中の何かを知れば
平成二十二年九月十九日
2
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ゆっくりと心揺さぶり錆落し疲れた隙間に油をさして
平成二十二年九月十八日
4
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迷う道獣道でも道は道自分が選んだ爪先なれば
平成二十二年九月十五日
8
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総て善しそれを招くは余所でなく吾と思いて一手を掛ける
平成二十二年九月十四日
2
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蓄積を忘れりゃ足下悪くなる下駄の重みを知らぬが故に
平成二十二年九月十三日
5
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計上は只淡々となすがよし情熱だけでは数値は増えぬ
平成二十二年九月十一日
3
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淡々と言葉を研いで横たわる切る為ではなく削ぎ落とす為
平成二十二年九月九日
7
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足止める怒りは毒と捨て去って熱き残りを歩みに換える
平成二十二年九月八日
4
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世知辛い話の前に色褪せる浪漫の色も必要であり
平成二十二年九月六日
3
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その詩は構われたさの呪いか鼻白んでいる夏の朝かな
平成二十二年九月五日
1
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胸算用しつつ市場を往還す冬瓜どしりとそれを睥睨
平成二十二年九月四日
4
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漁夫の利は寂しき人が得るものぞ塗れ得たくば世情を棄てよ
平成二十二年九月三日
3
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こけまろぶ日々重ねつつ歩み行く痛みの中にも喜びはあり
平成二十二年九月二日
7
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人呪う暇あるなら人祝え寿ぎもまた己の力
平成二十二年九月一日
15
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黙々と気だるい夏に封じられ横たわりつつ漂っている
平成二十二年八月三十日
3
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飄々と言葉を交わす夏の午後静かな合間に何かが滲み
平成二十二年八月二十五日
3
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日常は静かに胡坐をかいている足組み替えて表情変えて
平成二十二年八月二十四日
7
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傲慢の庭何者も生み出さず只ゆらゆらと陽炎の中
平成二十二年八月二十三日
5
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退屈は己が怠けに巣食うもの駆逐するには先ず腰上げて
平成二十二年八月二十一日
7
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