笑能子さん
のうた一覧
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空白の埋め草余所には有らずして脳天直下の井戸只掘りて
平成二十三年一月三十日
3
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無理からに同類項で囲い込む強さの為の寄り合いではなく
平成二十三年一月二十九日
2
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世界観水盤地球の様なれば架け橋持たぬ皆ガラパゴス
平成二十三年一月二十八日
3
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塞翁が馬颯爽と乗り回しただ見据えるは広がる天か
平成二十三年一月二十七日
2
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裏張りはただ反古紙と古新聞余分な細工をする暇なく
平成二十三年一月二十六日
2
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ドヤ顔は決して鏡で見えぬもの増してや会話を半分断てば
平成二十三年一月二十五日
3
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誰が為の栄誉競うか網の中言葉で飾る空虚な己
平成二十三年一月二十四日
2
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異教徒の信仰心をただ哂い己が信仰有様知らず
平成二十三年一月二十三日
2
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その過去は何方の為の栄光か今曳航する枷にあらずや
平成二十三年一月二十一日
1
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畳めない風呂敷ばかりを広げつつ色を薦める人の哀れさ
平成二十三年一月二十日
0
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器量とは器で決まるものでなく充満感の名残が決める
平成二十三年一月十九日
0
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飄々と記憶の中を攫うだけ金銀モールに興味は持てず
平成二十三年一月十八日
1
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余所事をあれやこれやとしたり顔何時か礫は眉間に帰る
平成二十三年一月十四日
3
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その言葉振りかざすのは何が故業物なれば撫でれば済むに
平成二十三年一月十一日
4
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人は人吾は吾よと言い聞かせ既製品から半歩はみ出す
平成二十三年一月十日
6
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認識の違う人為すまつりごとその行く先の只暗がりよ
平成二十三年一月九日
3
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迷い果てブラウザ変える宵である一歩一歩が危うく思え
平成二十三年一月八日
2
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嘯くは貴方の勝手と白眼視今更譲歩は白けるだけで
平成二十二年十二月二十九日
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褒める人そのまた隣の貶す人流行だからと旗色変える
平成二十二年十二月二十七日
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理解せぬものに墨付貼り付けて上から目線で嘯く仕事
平成二十二年十二月二十六日
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