笑能子さん
のうた一覧
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要らぬとこ四角四面の頑なさ玉虫色がお好きな癖に
平成二十三年六月七日
1
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行きずりの無礼を巧みに奨めつつ遊戯のからくり冷たく進む
平成二十三年六月六日
1
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喉過ぎる冷製パスタの心地良さ味わい深く汗引かせつつ
平成二十三年六月五日
2
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ただ座して糸だけ手繰り漁夫気取るその背にかつての輝きは無く
平成二十三年六月三日
6
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細々と必要以上に分けたがる潔癖でしょうかいいえ防衛
平成二十三年六月二日
3
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虫干しの想いは色も鮮やかにまだ冷め遣らず静かに熱く
平成二十三年六月一日
5
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金字塔バベルの塔にせぬ為の石の検分厭うは咎ぞ
平成二十三年五月三十日
2
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重箱の隅は然程に美味いのか爪楊枝さえ人任せにして
平成二十三年五月二十九日
2
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賢者なら自ら賢者と名乗るまい無知と未知とを知り得る故に
平成二十三年五月二十八日
3
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責任をボールの如く託し合い日々は過ぎ行く変化を問わず
平成二十三年五月二十七日
3
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好事家の歴史は夜に動くとか昼間は昼間で煩雑なりて
平成二十三年五月二十六日
3
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さりげない追い上げ暑さに堪りかね暫し音立て胡瓜を食んで
平成二十三年五月二十三日
2
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流行の焦点判らず足踏みす理解の中に納得が無く
平成二十三年五月二十二日
2
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さて五分さて十分とて休みたる見えぬヒントを見つける為に
平成二十三年五月二十一日
3
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饒舌が溢れる中で削ぎ落とす一言一言重さを量り
平成二十三年五月二十日
2
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物言えど下腹膨れるこの浮世控えは何歩必要なるか
平成二十三年五月十九日
2
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幾重にも重ねる言葉張子論脆き様子で芯無きを知る
平成二十三年五月十八日
1
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重なりてただ重なりて疲労感今更ながらに責任論か
平成二十三年五月十七日
2
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勝ち負けに拘る人の到着点真理以外の何処であるか
平成二十三年五月十六日
2
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ダン・シャアリィハイカラ風に言い換えてただ黙々と廻すシュレッダー
平成二十三年五月十五日
1
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