笑能子さん
のうた一覧
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人の威を借りて己を語る人踏み込む奥に何かは有りや
平成二十四年七月五日
1
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楽観は己の中からにじむもの天から賜る食ではなくて
平成二十四年七月四日
1
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流行に乗り遅れるのは何時も事だからと言って嘆きまだ無く
平成二十四年七月三日
0
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断続の虚ろを独り持て余し繋げようとて静かに足掻く
平成二十四年七月二日
1
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電脳は怒りの距離も近くするそれ故努めて気を長く持ち
平成二十四年七月一日
2
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盛夏前余分な暑さ誰が為に創意工夫もまだせぬ内に
平成二十四年六月二十九日
1
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こそこそと我が身可愛さ影戦馬脚は既に万里を走り
平成二十四年六月二十八日
0
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伝播する気分は理由にあらずしてただの冷たい事実がそこに
平成二十四年六月二十七日
1
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押し付ける箱庭理論に呆れ果て一人でそっと梅雨の空見る
平成二十四年六月二十六日
5
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顕示欲出すなら見合った業を為せ褒める言葉を欲しがる前に
平成二十四年六月二十五日
1
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塞翁が馬駆け抜ける浮世かな白黒統一己の加減
平成二十四年六月二十三日
2
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遠くから見ているだけの歯痒さにせめて尽くせる手を彼是と
平成二十四年六月二十二日
1
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肝心を置いてきぼりで踊りたる誰が為ロンドの終わりは見えず
平成二十四年六月二十一日
2
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一芸に溺れて人を顧みぬ小山の大将まだ居座りて
平成二十四年六月二十日
3
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粘りつく優柔不断の群れ言葉耳ふさぎ視る十歩は退いて
平成二十四年六月十九日
1
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面倒と思うからこそ業となる仕様と思えば淡々身軽
平成二十四年六月十八日
3
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流行の格差今昔かわりなくそれに憑かれる心も変わらず
平成二十四年六月十七日
1
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やれ特保やれも特保と声高のご時世の声そっと腹視る
平成二十四年六月十六日
2
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浅ましく虚名裃魅せつけて裸の王の一人お練りか
平成二十四年六月十五日
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塞翁が馬駆け抜ける浮世ならせめて楽しき落穂を拾い
平成二十四年六月十四日
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