笑能子さん
のうた一覧
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日々隙間加減乗除の間を詰めて一燈灯せば顔和らいで
平成二十七年二月二十一日
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日々の泡掬い取っては遊ぶ人泡に隠れた何かはすくわず
平成二十七年二月二十日
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それなりの時間がそっと動きつつ波乱を受ける腹なぞ据えて
平成二十七年二月十九日
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ゆるゆると眠る一間を惜しんでは始めてしまえば次から次へ
平成二十七年二月十八日
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良し悪しの加減は時も味方する匙の加減は又三の次
平成二十七年二月十七日
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兎に角も一歩一歩を踏みしめて己の内の何かに参拝
平成二十七年二月十六日
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その一段惰性で越えれる筈も無く降りるとしても軸足ぶれる
平成二十七年二月十五日
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誠意なく繰り返している皮算用運用できまい信用無くば
平成二十七年二月十四日
1
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世の中は己と違う場所にあるそれ故きっと味わい深い
平成二十七年二月十三日
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延々とショコラの泥濘続く先真心あれと誰もが祈る
平成二十七年二月十二日
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幾度の季節をめぐる瑞穂かな一間の安らぎ総てにあれと
平成二十七年二月十一日
1
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その業は人それぞれの色を魅せ熟せば鮮やかほかせば憮然
平成二十七年二月十日
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黙々と過ぎる如月音立てず見逃さぬよう指躍らせる
平成二十七年二月九日
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漠然と過ぎゆく日々のただ寂し咬みつき甲斐も生甲斐と知る
平成二十七年二月八日
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白々と冴える心の奥底に澱み溜めるな重さを厭い
平成二十七年二月七日
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漂々と流れる言葉を眺めつつ何を占う前提有りで
平成二十七年二月六日
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今日とても我田引水陰謀論路は未だに暗闇のまま
平成二十七年二月五日
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一手間を積み重ねては楽しんで展望遥か先の先まで
平成二十七年二月四日
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太平の中に漂う陰謀論ひとまきにして喰っちまおうぞ
平成二十七年二月三日
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主義主張その軽重の価値如何人ひとりより重たきものか
平成二十七年二月二日
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