笑能子さん
のうた一覧
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幸不幸その匙加減は誰任せ鏡の中の己に任せ?
平成二十五年四月十三日
1
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ゆらゆらと長距離バスに揺られては胸ときめかせたあの日は遠く
平成二十五年四月十二日
3
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差し引いて遺る幸い糧にしてもうひと踏ん張り溜息ついて
平成二十五年四月十二日
1
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空調をもうつけまいと意地を張る纏う毛布のこのやわらかさ
平成二十五年四月十一日
11
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御託宣並べる前にひとつカチ積み上げてゆく気持ちの為に
平成二十五年四月十日
1
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体感と数字の間揺れながらそうして今日も空と駆け引き
平成二十五年四月九日
7
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振り返る隙間の中に暇有り活かすも殺すも前向き加減
平成二十五年四月八日
0
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上り下り激しき暑さ儘ならず茶の一杯がこうまで愛し
平成二十五年四月六日
3
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迷うのも定めてみるも吾独り泥中さまようはちすの如く
平成二十五年四月五日
5
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飄々と人に紛れて彷徨えば雨に紛れた答えも降って
平成二十五年四月四日
5
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先行きが桜の彼方に霞むので行きつ戻りつ決めかねている
平成二十五年四月三日
6
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つぎつぎと旬入れ替わる野菜達彩りながらさらり留まり
平成二十五年四月二日
4
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飛び跳ねる四月の魚鮮やかに暗い虚構を今日は追い遣り
平成二十五年四月一日
4
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桜咲く世間の隙間をそっと見てあれやの言い訳されない様に
平成二十五年三月三十一日
2
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隙あらば寒が半歩は戻る頃桜の色が虚ろに見えて
平成二十五年三月三十日
2
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其処彼処議論の止まぬ日は無くてそして結論出る日も無くて
平成二十五年三月二十九日
1
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交叉する言葉発する摩擦熱活かせば力放てば怒り
平成二十五年三月二十八日
1
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じゅうななじみそひともじの違いあれ削いで磨きて澄ますは同じ
平成二十五年三月二十七日
2
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出来るなら明鏡止水を気取りたく総ての事象を飲み込んだ上
平成二十五年三月二十六日
2
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衝突は手前勝手の中に棲む説いて解せば迂回路もあり
平成二十五年三月二十五日
2
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