笑能子さん
のうた一覧
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カラカラとジメジメ交互の季の巡りシャツ一枚の迷いの時節
平成二十五年六月十八日
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本質を横に措きつつ投げ合うはせめて静かな言葉であれと
平成二十五年六月十七日
2
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反動の盥返しに苦笑しつしみこむ慈雨のただ有難さ
平成二十五年六月十六日
2
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空梅雨が残した故無き気怠さを持て余しつつお湿りを乞う
平成二十五年六月十五日
3
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カラカラと乾いた土の表情に疲れを見出す今日この頃か
平成二十五年六月十四日
3
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常意識範疇拡がるその毎に覆されるもの又増える
平成二十五年六月十一日
0
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巡る日をひたすら愛しと撫でている重ねた時間は今ぞ穏やか
平成二十五年六月十日
2
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手応えと歯応え静かに感じつつ為すべき為せば日はまた昇る
平成二十五年六月九日
2
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ただ進むこけつまろびつしかもなお名状し難き言葉の中で
平成二十五年六月八日
1
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前置きを違えた人の迷う様余人に一途与える事無く
平成二十五年六月七日
0
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彼是と足掻いてみるも吾は吾ただ過ぎゆくは業の痕なる
平成二十五年六月六日
1
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月の声淡々と聞き茶をたてて水無月一皿黙々と食む
平成二十五年六月五日
4
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様々に派手な動きのその横で企みばかりただ淡々と
平成二十五年六月五日
1
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大根をくたくた焚いて冷ましては暑気の祓いの備えに置いて
平成二十五年六月三日
3
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中々に寝つけぬ夜に苛立って氷枕を出そうか思案
平成二十五年六月二日
5
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一年の早折り返しか慌ただし悔やまぬ様にさてまた一歩
平成二十五年六月一日
2
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濾し袋手前自在に使い分け何を分けたい?遺すでなしに
平成二十五年五月三十日
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繰り返す言葉の彼方に見えるものそれは描いた未来と違い
平成二十五年五月二十九日
3
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一里塚無駄ではないと踏みしめて更に踏み込む昨日へ明日へ
平成二十五年五月二十七日
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行く道は百家争鳴折り合わずそれだからこそ合わせ楽しき
平成二十五年五月二十六日
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