笑能子さん
のうた一覧
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温室で育っただいだらぼっち視る風を感じぬのは幸せか
平成二十七年三月十三日
1
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自己責任勇みに響く巷なる総てを背負い返せるならば
平成二十七年三月十二日
1
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悟る人悟らぬ人も皆等し迷いに怖じて留まるならば
平成二十七年三月十一日
1
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余所事と眺めていればただ過ぎるそうして熱は伝わらぬまま
平成二十七年三月十日
1
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バランスをとりつつ歩み後先へ悟りは遥か山脈越えて
平成二十七年三月十日
1
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吾がものと思えば愛し些事難儀路を探して三千世界
平成二十七年三月八日
1
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迷いつつ立てる爪先穿つもの気が付きゃ後ろに道が延々
平成二十七年三月七日
2
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畢竟は己の中の神頼み一息入れて掌を見る
平成二十七年三月六日
2
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デジタルの汎用加減を知る故に己の中の野蛮を信ず
平成二十七年三月五日
1
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行き戻り三寒四温に惑いつつ焦らず路に何かを刻み
平成二十七年三月四日
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段数の違いは所詮世の都合願いの篤さに関わりはなし
平成二十七年三月三日
1
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闘いの相手は娑婆に満ちている何を今更外に求める
平成二十七年三月二日
2
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逃げた月見送りながら占うはまず確実な一歩の行方
平成二十七年三月一日
2
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その指の行方を知るはただ一人指を動かすその張本人
平成二十七年二月二十八日
2
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淡々と迷う一瞬重ねつつ一念あれば何かは通ず
平成二十七年二月二十七日
1
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細やかな灯りも電気仕掛けにて軽重明暗指先自在
平成二十七年二月二十六日
1
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ささやかな一灯背中を推しゆけば僅かながらの隙間も開け
平成二十七年二月二十五日
2
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足下の小さき花を愛でずして花園巡りに酔い痴れまいぞ
平成二十七年二月二十四日
2
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一日は誰の上にも等しくてそれ故誰もが寸暇を惜しむ
平成二十七年二月二十三日
2
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命運も賽もその場の作用にて先ずは怖れよ見えないあの手
平成二十七年二月二十二日
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