笑能子さん
のうた一覧
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それなりと過ぎた背伸びを冷ましつつ自分の速度をまた確かめる
平成二十五年九月二十九日
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経験値頼り過ぎれば足枷に粗略にすれば愚痴ともなりて
平成二十五年九月二十八日
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空気越し読唇術を求めても響くものなし只放られる
平成二十五年九月二十七日
1
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何かさね砂上楼閣夢みるや濡れ手で泡をただひねる日々
平成二十五年九月二十六日
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万能はただ一瞬の通過点それ故娑婆の日々愛しきと
平成二十五年九月二十五日
1
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世知辛い競り合い何も遺すまいただ漁夫の利が積み上げられて
平成二十五年九月二十四日
1
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ゆっくりと選ぶ言葉に鑢かけせめてささくれ少なき様に
平成二十五年九月二十三日
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温度差は己の中の得手勝手他人の落ち度と決め打つ勿れ
平成二十五年九月二十二日
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東西屋呼びかけ常に均一で流れの末を見る事はなし
平成二十五年九月二十一日
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冷静さ促す声の有難味感じてしばしば黙考を為す
平成二十五年九月二十日
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秋の空ひたすら高く抜けて行き気持ちの曇りをさらりと晴らし
平成二十五年九月十九日
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クッキーを焼いては和む電脳に人の優しさふと垣間見る
平成二十五年九月十八日
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荒天は日々の習いを忘れさせ傍若無人にただ行き過ぎる
平成二十五年九月十七日
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虚しきは惹句頼みの期待感せめて誠の欠片もあれば
平成二十五年九月十五日
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先行きに苛立ち感ずその時は己のペースをひとまず捨てる
平成二十五年九月十四日
3
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とうとうと流れる人のその気持ち汲み取る暇のただあるやなし
平成二十五年九月十三日
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やれやれと思いを定め向き合えばそれを見守る秋晴れ一過
平成二十五年九月十二日
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秋の空暫し暫しと期待させそしてチラチラ不安にさせる
平成二十五年九月十一日
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皮算用縋れる人の無惨なる時の非情を知るや知らずや
平成二十五年九月十日
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彼是と沸き立つ街を眺めつつこれからですよと思いを新た
平成二十五年九月九日
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