笑能子さん
のうた一覧
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とりあえず動いてみては手直しす座した視界は狭きが故に
平成二十六年一月三十一日
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人の背を三面記事と視る人を更に眺めて矛盾の円環
平成二十六年一月三十日
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いとし子を見守っているあたたかさ掠め取っては手札に変えて
平成二十六年一月二十九日
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息継ぎは自分の背丈の範疇で上でも下でも無理は何処かに
平成二十六年一月二十八日
3
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訥々と取捨選択の懐中にほの温かき何かはあるか
平成二十六年一月二十七日
1
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足跡は歩めば自ずと遺るもの互助を募って刻まなくとも
平成二十六年一月二十六日
2
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逡巡の愉しみを知るそれ故に後の始末の難儀楽しむ
平成二十六年一月二十五日
2
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手をかけて進めるトロッコマイペース一押し加減に思いを込めて
平成二十六年一月二十四日
1
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結局は己の虚空があるばかり余所の地図なら参考程度
平成二十六年一月二十三日
2
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せめてもと生姜湯ひと碗暖の素留まりゆけや胃の腑の深く
平成二十六年一月二十二日
1
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しみじみと冷え行く末端撫で摩り熱起こしては何処かで逃がす
平成二十六年一月二十一日
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ときたまは緩めるひと日も有として空いた隙間に悩む吾も居
平成二十六年一月二十日
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言霊に遊ばれている素振り視て吾が背にそっと冷や水浴びせ
平成二十六年一月十八日
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あの一瞬上書きして行く時積もるされど今なお想いは揺らぐ
平成二十六年一月十七日
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冷え除けに甘酒湯呑たなごころ転がしおればじわりとしみる
平成二十六年一月十六日
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主義主張神輿の下で述べる人舞いたる責の欠片も負わず
平成二十六年一月十五日
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差し引きの三パーセントの穴埋めにどこを削るか始末をするか
平成二十六年一月十四日
1
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はたちのこもう歳だよと笑う背にまだ荷はあるぞとこちらも笑んで
平成二十六年一月十三日
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人目惹きさてその後はどうなさる?己は飽きても捨て去れはせず
平成二十六年一月十二日
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えべっさん功徳を延伸出来まいかせめて四月が過ぎて五年は
平成二十六年一月十一日
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