山本克夫さん
のうた一覧
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南海の孤島に流れ着いた静代がフラガールとして生まれ変わる
平成二十二年二月二十日
1
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コーラから抜けてゆく魂がありそうで硬くキャップをしめる
平成二十二年二月二十日
5
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月旅行はじまる朝にわたくしは兎の秤をなくしたようだ
平成二十二年二月二十日
3
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どこまでもつま先だってまよなかの月面に降る雪がみたいね
平成二十二年二月十一日
8
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こんなことひっしなってやっているそれがなんだかたのしくもある
平成二十二年二月十一日
1
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世界 誰もいなくなったとしたら雲がゆるやかに深呼吸する
平成二十二年二月十一日
1
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ひまわりの種をたいせつに生きている弟のなかに立ち上がる夏よ
平成二十二年二月十一日
4
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生まれようとする歌をダウンロードする春の日のiTunesStore
平成二十二年二月十一日
2
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やむをえず触覚をふるわせて命の短さにあなたは泣いた
平成二十二年二月七日
5
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日曜日はゆっくりとお休み 海とか、空とか、愛とか、宇宙とか、無視
平成二十二年二月七日
6
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ごめんなさい夢ばかり語ってしまい老齢のバクの夫婦にあやまっている
平成二十二年二月七日
2
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天空のすみでこわれかけたひかりを糊で貼ってゆく作業
平成二十二年二月七日
1
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とおく星になったあなたへのことばを光速な飛脚にたくす
平成二十二年二月七日
2
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パプリカの赤がようとたちあがる朝のひかりに背中を押されて
平成二十二年二月六日
1
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永遠と書きそこねた便せんをいつまでもとっておいて ばかだね
平成二十二年二月六日
3
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二月のライオンのたてがみあふれでる冬のひかりに輝くようだ
平成二十二年二月六日
1
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風見鶏が南をむきそうな日だ自転車のペダルにちからいれて漕ぐ
平成二十二年二月六日
7
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ひかりある野いちごの群れ願わくはくちびるにふれるひとつぶ
平成二十二年二月六日
3
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ひかりを伝える(誰に)ために(あなたに)たまに星の擬態をしています
平成二十二年二月四日
2
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たいせつなものがたくさんあって夕暮れ時のカレーのにおいとか とか
平成二十二年二月四日
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