山本克夫さん
のうた一覧
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すきまから聞こえるようにある歌のまたイヤフォンを深くさしこむ
平成二十二年十二月二十五日
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それはすぐ消えてしまう粉雪をあつめていますこころの小瓶
平成二十二年十二月二十二日
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つないだ手をはなさないよう気をつけて雪道をゆく雪道をゆく
平成二十二年十二月二十二日
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燃え上がる湖のほとりひとり漆黒のセーターの毛玉ひっぱる
平成二十二年十二月二十二日
7
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最後までいたかった空消えてゆく消去ボタンを押したのは誰
平成二十二年十二月十七日
3
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逆光をこころに刺しておだやかな白熱灯ある春を待ってる
平成二十二年十二月十七日
2
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できるだけ涙をとめる夕刻にあなたのようなあなたが消えた
平成二十二年十二月十七日
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十二月の空の話は深刻で飛んでゆけない 雪が降り出す
平成二十二年十二月十六日
1
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光ります 証のように雪を待つ手のひらの上ひとつひとつに
平成二十二年十二月十六日
3
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シャーペンを胸ポケットに大切にしまって内に少しの春を
平成二十二年十二月十六日
3
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カラフルな夢をみているよい夢を持って帰ろう願いのような
平成二十二年十二月十六日
2
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おそるおそるどちらかというと腕を振りわたしの中から走り始めた
平成二十二年十二月十五日
1
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すこしずつ背をそむけたらミスチルの月のひかりの領域にいる
平成二十二年十二月十五日
1
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モノクロにやさしいのです鍵盤は昭和の音になるのでしょうね
平成二十二年十二月十五日
3
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万人に伝えるべきだおっぱいのともしてまわる浄化作用を
平成二十二年十二月十五日
1
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十二月ひかりのなかにプレゼント聞きまちがえて円周率を
平成二十二年十二月十五日
1
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もしぼくが悪代官に生まれかわれば水戸納豆は販売禁止
平成二十二年十二月十三日
1
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一生に一度は女人の帯を引き「お代官さまあー」と言われてみたい
平成二十二年十二月十三日
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越後屋は改心をして三越と名前をかえる愛しさと切なさと寂しさと
平成二十二年十二月十三日
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「本物かな?」と小判の端をかじるから 悪代官さまも歯が命
平成二十二年十二月十三日
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