緒川みるなさん
のうた一覧
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エアポート 離るるときに かすみあり 袖振る君の 影だに見えず
令和二年十一月十日
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別れは辛く、悲しいものです。
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君とこし 烏峠を 思ふとき 今しひとりは 悲しかりけり
令和二年十一月九日
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天草御所浦島の烏峠の思い出して。
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風に乘り 聞こえ來るかな 君がこゑ 風説こそぞ 愛しかりけれ
令和二年十一月五日
1
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かへり見ば 半世紀經り そよと吹く 風のこゑこそ 哀しかりけれ
令和二年十一月三日
2
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ゆく水の 過ぎにし秋の 夕暮れに 我もゆかばや 君すむかたへ
令和二年十月三十日
3
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亂れ咲く 韓紅の 山もみぢ 誰を待つのや 深山の皐に
令和二年十月三十日
2
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ゆく秋の もみぢの袖に 紐結び 去りゆく妹に 別れを告ぐる
令和二年十月二十九日
2
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突き立てる あをの大空 見にしかば 殘り香かほる 後朝の雲
令和二年十月二十七日
1
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もみぢ花 散りにてはてる 寂しさに けふも見せるや 艷やかな彩
令和二年十月二十六日
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あの秋に そよと吹きゆく 朱の風 いづく吹くらむ 恙無かりて
令和二年十月二十四日
2
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白露の 奧山越えて 去りゆかむ 秋がをみなを 愛しと思ふ
令和二年十月二十二日
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繋ぐ手に そよと漂ふ 君の香を 胸に潛めて 夜風をうける
令和二年十月十六日
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萬葉に 思ひを馳せる 萩の花 今も咲くらむ 美濃の御山に
令和二年十月十六日
4
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東雲の 山邊のもみぢ 緋衣 朱なるらむか 玉裳のごとく
令和二年十月十四日
1
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散る季に愛しと思ふ花なれど直に咲くときこそあはれなれ
令和二年十月十一日
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雪の降る夕暮れ道をありくごと君逝きしかば吹く風侘し
令和二年十月四日
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ひさかたの月下美人は闇に咲く想ひを祕めて玉響の戀
令和二年九月二十八日
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乙女子の妖しき歌に誘はれて現を拔かすわれならなくに
令和二年九月二十七日
1
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咲けば散る十月さくらなくなかれ春ならませば花も咲かまし
令和二年九月二十六日
1
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あもりつく天高く翔ぶ雁の群れ悲しからずやこの地と別れ
令和二年九月二十四日
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