椿さん
のうた一覧
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梅林のそばにすみつき梅も見ず過ごしきた汝(な)の写真に惚れる
平成二十二年二月七日
1
散り始めた樹もあるが、つぼみの樹...
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めづらしき形に結ふた黒髪を佳しと思へり染めもせで
平成二十二年二月七日
2
髪の半分を束ねて後ろで結んだだけ...
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東京にふる雪はきのふからつづく季節おはりの春の沫雪
平成二十二年二月六日
1
雪が降った日に書けばよかったけれ...
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春の日がひといろにそめぬく空を快速急行午前八時発
平成二十二年二月六日
1
あずさ二号♪というのも午前八時新...
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節分の朝に霜おく寒さとて日ごとにそだつ紅梅の花
平成二十二年二月五日
5
立春の日が今年いちばんの寒さだっ...
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星々のなかに占めたる満月の意味を占星術師知らしめよ
平成二十二年二月四日
0
まん丸のお月様が明るい。月とか満...
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みず草はあを葉しげらせくぬぎ樹の枯れ葉ふとんの降りつもるなか
平成二十二年一月三十一日
7
短歌の素を切らしてしまったようで...
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山々と言へぬ小さなつづらやま伊豆のやまなみ春がすみひく
平成二十二年一月三十日
5
丹那トンネルを抜けると東海地方。...
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春の日のあかしと思ふ白梅の花のほころびとけゆく朝は
平成二十二年一月二十五日
2
これから2月の末くらいまで梅の花...
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椿のはないちりんをつけてあげよう うららかな春日の照るなかで
平成二十二年一月二十四日
5
素直に花の髪かざりをつけさせてく...
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ただひとつ髪かざりだけ好きなんですみんなきらいな飾りのなかで
平成二十二年一月二十四日
2
かんざし、りぼん、その他いろいろ...
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つかのまに甘味をとれば洋菓子のぽきりと折れたプラットホーム
平成二十二年一月十一日
1
乾いた音が冬らしくて気持ちよい。...
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ユーチューブの危険なにおい停止した過去の時空に魂(たま)ひきよせる
平成二十二年一月十日
3
全世界的に全時間的に映像化できる...
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意思のある眼をしたをみな子の虜(とりこ)となりぬ朝の大雄山線
平成二十二年一月九日
3
「意思のある眼」これがキー・ポイ...
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やさい葉のこほる坂みち小走りに朝陽と月のそらをみながら
平成二十二年一月八日
3
このごろ発見したこと。朝四時くら...
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手袋をはなせぬ冬のつめたさをやがて忘れる三十分の道
平成二十二年一月七日
1
毛糸のてぶくろが温かい。歩くとき...
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なにそれといふわけもなく歌を書く夜つたへたきひとのなき冬
平成二十二年一月五日
8
駅を降りたらポツポツおちてくるよ...
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明かき夜のならはしとてかひと恋ふるおもひはかけでいざよひの月
平成二十二年一月二日
7
明るい夜は満月と相場が決まってい...
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桃の木が燃え立つやうな春麗おまへの季節まだこぬよ
平成二十一年十二月三十一日
2
春麓/チュンリー/Chun-Li...
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飛行機にのってゆきたい氷点にこごえる街をまだ知らぬから
平成二十一年十二月十四日
3
暖かい日中でも氷点下という街。た...
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