はなしのぶ゙さん
のうた一覧
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風の音に遠くキツネの声を聞く人差し指と小指をたてて
令和二年八月十一日
6
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吾が裡の泪の壺にさす小菊 会い得ぬひとの足音がする
令和二年八月十一日
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部屋中に春の日差しを満たしつつ在らぬひとりをいまだ待ちをる
令和二年八月九日
3
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蒲公英の綿毛の記憶辿りつつ子らと墓参の道をあゆみぬ
令和二年八月九日
5
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耳朶に鳴る檜扇貝のイヤリングとほき小島のさざめきつれて
令和二年八月五日
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透きとほる風に揺られて沙羅の花こぼれるままに白かさねゐつ
令和二年八月五日
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逆むけし指がヒリリと痛む夜ネオンサインの星もふるへる
令和二年七月二十七日
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耳朶を冷たき風が通り過ぐ見送りは今日もここまででいい
令和二年七月二十七日
6
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青き季の記憶の中に入り行けば亡き人となりし友ら佇ちくる
令和二年七月二十六日
4
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この額もそびらもすでに色あせぬされど木々には残り葉はある
令和二年七月二十四日
4
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赤米を炊ける廚に淑やかな倭国の民の匂い満ちをる
令和二年七月二十三日
4
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けふひとひら明日もひとひら散りつもり桜の園かわれの懐裡は
令和二年七月二十一日
5
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わが裡にちさき善玉ころがしてまよふことあらむこの先の道
令和二年七月二十日
6
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いのちいま何にまさらむ屍となりし羆の涙おもひき
令和二年七月十九日
4
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所在なげに吊されてゐるわが喪服 夜道に別れの言葉すてきし
令和二年七月十八日
8
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あらざらむ夢の欠片をうち捨てて細くなりたる夜の髪すすぐ
令和二年七月十七日
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過去からの附箋いちまいうち捨ててボーダーラインをひよいと越えたり
令和二年七月十五日
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マシュマロの如きはだへに触れたれば乳歯を見せて赤子は笑ふ
令和二年七月十四日
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海鳴りを貝の鳴きあふ声かとも思ひてわれの音量あげる
令和二年七月十三日
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うち寄せる波に指先ぬらしつつなにを追ひかけてゐたのか ひとり
令和二年七月十二日
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