はなしのぶﾞさんのうた一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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- 処理できぬ哀しみを盛りたっぷりとシーザードレッシング振りかける宵 令和二年十一月六日 3 もっと見る
- 一息に越へられずこの水溜まり去年より小さき水たまりさえ 令和二年十一月六日 3 もっと見る
- よこたはる潤目鰯の肝を削ぐ魔女の気配のする夜のくりや 令和二年十一月六日 5 もっと見る
- 細りたる髪を束ねて吾とても密かなる乱心あるやも知れぬ 令和二年十月二十七日 4 もっと見る
- 春水を裡いっぱいに溜めおかな明日は傘寿となる吾れがため 令和二年十月二十七日 4 もっと見る
- まんまんとわれが懐裡に溜めおかむ八重の花びら散らす桜を 令和二年十月二十七日 3 もっと見る
- まさびしき顔を埋めてみたき雲エスプレッソ豆挽きつつ見あぐ 令和二年十月三日 2 もっと見る
- 久しくに本音を言へる人に合ふ透明ネールを幾重にぬりて 令和二年十月三日 3 もっと見る
- かがみつつ研磨している足の爪幾度もいくども躓きし爪 令和二年十月三日 5 もっと見る
- 鮭の腹切り裂きし指もてあまし柚の香のする湯にしずめをる 令和二年九月二十九日 8 もっと見る
- 霜ばしら踏みつつ友にあひにゆくポケットに話の種を詰め込み 令和二年九月二十九日 3 もっと見る
- ひと日終ふる安らぎにをり人を想ひ少し濃いめに入れる珈琲 令和二年九月二十九日 4 もっと見る
- 知りしことの哀しさすてぬ パンプキンスウプに十個のクルトン浮かべ 令和二年九月三日 5 もっと見る
- 夕闇に溶け行く窓の内側につぎつぎ点すわれの灯りを 令和二年九月三日 11 もっと見る
- むなそこに消化不良の念ひありひと日使いし布巾をさらす 令和二年九月三日 6 もっと見る
- 濃き眉がよく似ていると言われし夜じっくり遺影の父を見上げる 令和二年八月三十日 5 もっと見る
- 茫茫と聞こゆる波の音の間をさがしてをりぬ亡父の声かと 令和二年八月三十日 4 もっと見る
- 黄泉にやすらぎあらむ母よ母 明日はあなたの荼毘の記念日 令和二年八月三十日 3 もっと見る
- 独り見し枇杷色の月を貼り付けるわれの鏡よかがやきを増せ 令和二年八月二十一日 7 もっと見る
- ひと日づつ過去へと流すカレンダー川面は秋の光りをゆらす 令和二年八月二十一日 7 もっと見る
