はなしのぶ゙さん
のうた一覧
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かがみつつ研磨している足の爪幾度もいくども躓きし爪
令和二年十月三日
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よこたはる潤目鰯の肝を削ぐ魔女の気配のする夜のくりや
令和二年十一月六日
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うち寄せる波に指先ぬらしつつ覚悟ひとつを明日は捨てやう
令和三年一月二十三日
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遠くから呼ばれたやうで振り向けば不意に足元を吹くつむじ風
令和三年二月五日
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冷たきに頬に触れても冷たきに花に埋もるる友が死に顔
令和三年二月五日
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やはらかな手を伸べくるる汝の手に重ねるわれの厚みなき手よ
令和五年十二月二十四日
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海鳴りを貝の鳴きあふ声かとも思ひてわれの音量あげる
令和二年七月十三日
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いのちいま何にまさらむ屍となりし羆の涙おもひき
令和二年七月十九日
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赤米を炊ける廚に淑やかな倭国の民の匂い満ちをる
令和二年七月二十三日
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この額もそびらもすでに色あせぬされど木々には残り葉はある
令和二年七月二十四日
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青き季の記憶の中に入り行けば亡き人となりし友ら佇ちくる
令和二年七月二十六日
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茫茫と聞こゆる波の音の間をさがしてをりぬ亡父の声かと
令和二年八月三十日
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ひと日終ふる安らぎにをり人を想ひ少し濃いめに入れる珈琲
令和二年九月二十九日
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春水を裡いっぱいに溜めおかな明日は傘寿となる吾れがため
令和二年十月二十七日
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細りたる髪を束ねて吾とても密かなる乱心あるやも知れぬ
令和二年十月二十七日
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解けながら解けながら降る宵の雪われはもあやふき生き物である
令和二年十二月六日
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沙羅の枝の残り葉は落つ 行く行くはわれもハラリと散る日のあらむ
令和二年十二月六日
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制服のなめらかな背の美しさバス停に紅き声ははじける
令和二年十二月六日
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何時よりか箱の隅へと忘れゐし亡母の指ぬきにび色なりき
令和三年二月五日
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幾千の夢を追いかけきし我の掴みそびれし逆剥けの指
令和五年三月十四日
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