艸介さん
のうた一覧
(カテゴリー:全カテゴリー 並び替え:人気順)
全カテゴリー(総合)
恋愛
結婚
友達
仕事
学校
時事
家族
子供
自然
挽歌
その他
新着順
人気順
この三月 伸びに伸びたる叢を 刈る鋸の音に夏は暮れゆく
令和二年八月二十八日
8
もっと見る
高曇り 鈍き川辺を切り裂いて 翔ぶ川蝉のその鮮やかさ
令和二年十一月六日
8
街中にも関わらず川辺でカワセミを...
もっと見る
針葉の常緑なる山並みに 斑を描き織る錦かな
令和二年十一月八日
8
もっと見る
十年はあまりに重く また軽く 吾と汝の間に溝を掘りけり
令和三年三月十三日
8
片や「まだ十年」、片や「もう十年...
もっと見る
片隅に古老のやふに鎮座せし 植木鉢にも芽吹く青葉よ
令和三年四月二十四日
8
もっと見る
懐に飛び入り来たる小羽虫を そつと庇ひし風の強き日
令和三年五月二日
8
もっと見る
鈍色の曇天を咲く曼殊沙華 寂し庭にぞなほ鮮やかに
令和三年九月十八日
8
もっと見る
秋深し 雨に溶けだす木犀花 夜長の闇に 淡く 妖しく
令和三年十月十四日
8
もっと見る
触れる手へ絡まるやふな青嵐に 雨告げられて書を閉じにけり
令和四年七月十二日
8
あっちこっちの窓閉めなきゃ
もっと見る
ただひとり座して虚空を追い駆ける猫の視線を追いかけてみる
令和五年五月十七日
8
もっと見る
「あけまして」告げにし声は鼻声で 祝辞に代えて皆で咳き込む
令和六年一月一日
8
否が応にも寝正月になりそう
もっと見る
散りてなほ三葉躑躅の薄紅は いまひとたびの花園となる
令和六年四月二十五日
8
もっと見る
静けさや ふと手を止めて窓を見る 蝉時雨なき空は夕立
令和二年七月二十八日
7
もっと見る
塩かけた青菜かはたまた蛞蝓か 日陰でぐにゃり とける猫かな
令和二年八月七日
7
日中に見かけて。 猫は液体とも...
もっと見る
今日もまた日照る戸口にせめてもと 打つ切水に映る青さよ
令和二年八月二十六日
7
もっと見る
変わりゆく星を憂いて泣く人の 声掻き消して喇叭が響く
令和二年九月九日
7
天使がラッパを吹いている
もっと見る
朝ごとに深まる冬に気圧されて また重くなる布団と瞼
令和二年十二月二日
7
人間でも冬眠したい
もっと見る
老猫は乾きし鼻を擦り付け 泪す吾になあと鳴きつる
令和三年一月三十一日
7
もっと見る
底知れずただ虚ろなるこの空に 蓋してしまえ いとしこの雲
令和三年三月二十八日
7
もっと見る
扉開かば横に流る雨粒に 差す傘もなく なすすべもなく
令和三年五月二十一日
7
もっと見る
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
>>