谷村思亜さん
のうた一覧
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不安という やるかたのない重きもの 錨のごとく胸に沈めり
令和二年九月五日
7
大きな不安に常に、苛まれています...
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アルバムの 中に捨て曲はあるけれど 人生の中に捨て日はあるまじ
令和二年九月三日
5
捨て曲というものはあっても、人生...
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昼の日は 憎しみなんか溶かすよう そして祈りは通じやすけり
令和二年八月三十日
3
昼の光は、憎しみと親しくありませ...
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しあわせになる方法はたった今 しあわせな事を感じ取る事
令和二年八月二十九日
8
私にしては珍しく明るい歌です。 ...
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悲しみの 澱は静けく積もりゆく 自死は不幸の積み重ねの果て
令和二年八月二十八日
3
悲しみが、積もって積もって・・・...
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寂しさに もうじき液化するようで なますに斬られる方がまだまし
令和二年八月二十五日
6
寂しすぎて液体になってしまいそう...
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冷たさは 消えろと言われているようで 生きるには他人の許可が必要
令和二年八月二十四日
3
人に冷たくされて、「消えろ」と言...
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一人きり 世界の端にすくみ立つ 私の生はあと数センチ
令和二年八月二十一日
10
この時も、悲しみが極まって・・・...
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ふつふつと 歌が生まれいずるのは 静かに狂い続ける心
令和二年八月二十日
7
歌が生まれる時の私の心は、静かに...
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寂しさは 心を冥き穴にする 救われぬまま滅びゆく宙
令和二年八月十九日
6
寂しさは、心を暗い暗い洞穴にしま...
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高きより 落ちてゆきたいどこまでも この悲しみの深き丈ほど
令和二年八月十三日
5
やけになり、高い場所から落ちてし...
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悲しみが 今日も心をえぐり取る 生命力は枯れ葉一枚
令和二年八月十二日
6
悲しみに、心えぐられて。 枯れ...
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人生は およそ不幸でできていて 幸福は氷山のほんの先端
令和二年八月十一日
5
人生って、おおよそ不幸でできてい...
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冬が来る そのたび人は年を取る 雪は人生の困難の象徴
令和二年八月八日
2
冬とは、つらくて・・・ 冬のた...
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これ以上 悲しい事には耐えられぬ 夜という字は死という字に似る
令和二年八月七日
3
これ以上悲しい事があるなら、いっ...
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日は過ぎる 何もいい事なくっても 深き闇夜の潜水者となる
令和二年八月五日
7
何もいい事もなく、うつうつとして...
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寂しさが 不吉さをはらむ昏き夜 泣きたいけれど泣き方を知らず
令和二年八月四日
5
寂しすぎて、不吉さを感じる夜でし...
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何とない 寂しさに胸侵される 荒涼とした在るが悲しさ
令和二年八月三日
7
この時も、寂しくて・・・ 存在...
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私には どちらかの状態しかなくて 悲しんでいるか苦しんでいるか
令和二年八月二日
3
そのままです。 私は、悲しんで...
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この世とは つつき割るべき殻なのか 高次の人の呼ぶ声のまま
令和二年八月一日
3
上句は、ヘッセの小説の言葉からで...
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