トウジさんさん
のうた一覧
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春菊がやさぐれ申す「おい、まだか」申し訳なく鍋する今宵
令和五年十一月十日
7
鍋の季節、と思い買っていた春菊。...
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鄙なれど住めば都というものか出かける店も交わす言葉も
令和五年十一月九日
8
やはり自宅が一番落ち着く。田舎だ...
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カプセルの上も向かいも外人さんラウンジゆけばわからぬ言葉
令和五年十一月九日
6
京都ではカプセルホテルに泊まりま...
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まだ夏の緑立ちゆく京都御苑懸念ことなく迎ふ立冬
令和五年十一月八日
6
野暮用で京都へ。この日は11月と...
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そも人は土人形か傀儡か生死罹患の差配ぞ憎し
令和五年十月三十日
5
人はいずれ死ぬ。心得てはいるがま...
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「ケイザイ」を三度唱うは空呪文円安、株安、債権安
令和五年十月二十八日
4
岸田さんの呪文は空振り、その後す...
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買い物も君がいたから楽しめた気づけば伏し目車乗るまで
令和五年十月二十七日
9
亡き妻とよく行ったスーパーで買い...
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朝霧にけぶる庭にも灯をともす南天燭や葉さへ赤くに
令和五年十月二十五日
6
今朝は地霧がたっていて辺りがぼや...
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戦争がつくった孤児が孤児を生む果てなく血に染む錦の御旗
令和五年十月二十一日
5
好き好んで孤児になるわけはない。...
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明け烏長夜厭うは察しやる錆びゆく身さへ夢見る朝
令和五年十月二十日
14
明け方に鳴く烏よ、お前も明日には...
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食感が懐かしいかなサクとホクコロッケ、焼き芋秋ともなれば
令和五年十月十九日
5
久しぶりに焼き芋を買いましたが、...
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手応えのない青空に指鉄砲見えぬ軌跡がわが胸を撃つ
令和五年十月十七日
7
思いの外ままにならないことを実感...
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見るかぎり足取り不安声かすれそれでも選挙推される大将
令和五年十月十四日
6
統一教会は別にしてもやれるの?と...
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くたびれたお箸そろそろ変えようかまたひとつ消ゆ君との揃え
令和五年十月十四日
9
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かがむ背に思わぬ温み君が肌祥月命日秋晴れの墓地
令和五年十月十三日
9
お墓参りの日は曇り空が多いのだが...
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バイブルやコーランなどにあるのかな?従わなけりゃ殺してしまえ
令和五年十月十二日
8
またも戦争だ。もっと長い時間をか...
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野良猫に焦点あわせゆっくりと屋内移動われも猫なり
令和五年十月十日
8
隣家の猫は時々見かけるが野良は初...
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担ぐ輿わざに千鳥らせやんやせぇや乱れる列も祝う豊穣
令和五年十月七日
7
10月10日、昔は体育の日。この...
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朧雲突き破るぜと街宣車ラッパにサイレン混じる心経
令和五年十月五日
5
朧雲で推敲してたら突然の街宣車。...
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炎天に耐えて牡丹の蕾つく春に披露と流す秋風
令和五年十月四日
9
牡丹がしっかりと蕾を付けました。...
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