トウジさんさん
のうた一覧
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少しほんのすこし見える景色に足りている縛られた身の息遣い
令和四年九月三日
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瓦礫から逃れることもままならずあわれ焼死の御霊ぞ数多
令和四年九月二十五日
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一番心に残っているのは阪神淡路大...
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漠々とつづく遠浅てんてんと海胆拾いては仲間と食す
令和四年九月二十五日
1
海が綺麗なのは知っていましたが、...
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秋の雨ちょぽんちょぽんと落ちてくる思ひは熱き二人の庵
令和四年十月十九日
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チクチクを嫌がる俺に編んだ服背中にカイロ入れのある服
令和四年十月三十一日
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首に巻くのが嫌で「要らん」と言っ...
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初恋は思い出すたび熾りだす拙さ切なさ鮮鮮として
令和五年一月二十一日
1
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長ずれば身を抓むことの多きかな幼き恋は真綿のごとし
令和五年三月十五日
1
あの時あの頃に、と思うことはいく...
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焼き餅は砂糖醤油がごちそうと兄妹喰らう母の手作り
令和五年三月二十日
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砂糖醤油に漬けた焼き餅の味は忘れ...
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長雨はぴちょん、ぼとん、と奏でてた梅雨とは知らず二人の住処
令和五年六月五日
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亡き妻と暮らし始めたのは二戸一の...
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触れてみてやさしさ戻る肉球にひとつの命なくなる前に
令和五年七月九日
1
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二人ゆく桜並木の追憶はひとひらごとに近づく朱色
令和六年三月九日
1
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上段の間から発する最後っ屁いと臭きものかな「ばかやろう」
令和六年三月二十六日
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まあ人身御供になったんだろうけど...
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蝋燭を 吹き消す姿 切り撮った 安らぐ一葉 妻とケーキ
令和二年七月二十六日
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妻の誕生日に買ってきたケーキでお...
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プロゴルファー目指し就職したけれど 青春の夢物置の奥に
令和二年八月十三日
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もう40年以上前ですがゴルフが好...
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吾が恋は歌詠むことのほかになし 有閑囲ひ箱庭に住む
令和二年八月三十日
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歌詠むことが好きな暇人です^^;
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うちのジョンよく言われたな雄なのか たびに訂正 正名はジオン
令和二年九月二十九日
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以前飼っていた柴の雑種犬ですが名...
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あな嬉しアンケート応え返礼に届いた品はゆめぴりか二キロ
令和二年十月十六日
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果報は忘れたころにやってきますね...
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兄弟で銀色長靴はき遊ぶ 菓子食べ終えてはしゃぐ片足
令和二年十二月十九日
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一つ違いの兄と菓子入りの長靴をク...
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心得ず窯変したものあるとせば独り身よって始むうたのわ
令和三年一月三日
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妻が亡くなり寂しさ虚しさを抱えて...
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沢庵の説法の如輪のゴムは広げば宇宙縮めば己
令和三年一月二十日
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沢庵が武蔵の周りに円を描き世の仕...
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