トウジさんさん
のうた一覧
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赤木さん「心の叫び」却下され曇りガラスに落つ涙雨
令和四年五月二十六日
4
赤木さんは「認諾」という形で勝訴...
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夕焼けに影増すまちは日を終えて「早く帰れと」いふ母偲ぶ
令和四年五月七日
6
子供の頃何十件も並ぶ長屋に住んで...
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遺されて悲しさ口惜しさ知ったから俺でよかったあいつにさせず
令和四年三月十四日
6
「あいつ」とは妻のことですが、今...
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震災であへなく去りし数多の縁合わす手に手に口惜しさ震ふ
令和四年一月十八日
4
多くの人の心に傷を残したまま時は...
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流涕も溶くあらなくにおもひかぬ疾く雪消欲る妻の草葉や
令和四年一月十三日
4
妻のお墓参りに行くと雪が薄っすら...
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術しらず生くることのみ学びしや黄昏鳥の鳴くは思わず
令和三年十二月六日
5
妻との別れがこんなに早く来るとは...
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墓参り君いないのはわかってる熟れ柿垂るころ祥月命日
令和三年十月十三日
6
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むらぎもの心の丈は分くなむや憂し人ゆふなり尻宮なきと
令和三年十月十一日
2
尻宮:煩いの種
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君なくば何を語らむ何をせむ野分奏づる春待月よ
令和三年十月九日
4
春はいつ来るのかと思う10月です...
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この月は君でいっぱいにしたいよ雑事消し去る祥月の月
令和三年十月六日
6
10月は妻の祥月です。普段はいろ...
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匹如身の浮世にありて当所なし汲むものなくば老果つらふや
令和三年十月二日
3
家族もなく目標もなかったらただの...
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暖在りし残りしままに消炭はバーベキューコンロ団欒のあと
令和三年九月十七日
2
少し前のことですがお邪魔したおう...
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ゆくみづの速やかなるや妻迎ふ精霊棚を飾りし今宵
令和三年八月八日
14
月日が経つのは早いものですね。今...
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音もなしにうち湿りたる敷闇を切り裂くがごと着信は兄
令和三年七月二十六日
3
虫の音すらしない静かな夜に突然け...
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潮鳴りに童遊びぞ浮かび立つ父の迎り磯蟹追ふ日々
令和三年七月二十六日
2
父の1周忌に行きました。海辺にあ...
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お前にはもっと幸せやれたかもカーラジ艶歌に梅雨はしぐれる
令和三年五月二十日
7
都はるみ「大阪しぐれ」
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こいのぼり空いっぱいに願うなり男子の誉れあれよと父母は
令和三年五月一日
7
毎年この季節には物干し場に鯉幟が...
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連る間日を迎ふが前に打嘆く如何に過すや吾は独りなり
令和三年四月三十日
5
明日から連休ですが何をしようか、...
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近頃は出掛もみひとつものくさし恨侘かな妻恋ほどに
令和三年四月五日
3
一人ではどこに行くのも億劫で、妻...
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仏壇に菜の花供ふ春隣り経は読めねどせめての手向け
令和三年三月九日
7
菜の花を供えました。
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