やまざくらさん
のうた一覧
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大観の 無我の童に 逢ひし夕 憂き瀬の心 ほの涼やかに
令和二年九月十九日
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百年の 花のトンネル 遠き日の 家族の宴 偲びつ歩む
令和三年五月八日
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柔らかき 春の夢路の くちづけに 現となりて なほ恥ぢらひぬ
令和三年五月二十九日
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天地に 雷鳴轟き 黄昏るる 彼の地の君よ つつがなくあれ
令和三年七月十四日
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携へて 歩み来し方 幾星霜 残んの日々の 麗らかなれや
令和三年九月二十六日
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うたのわの 歌人若きや ほのぼのと 吾が歳思ひぬ 籠りし夕べ
令和二年六月七日
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淡き恋 秘めし女神湖 水澄みて 笑み若やかな 面影の君
令和二年十一月七日
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暮れ残る アルプスの嶺 行く雁の 遠き旅路の 恙無くあれ
令和二年十一月七日
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紅枝垂 万朶の蕾 詠みしより 早ひと年や 籠り居の日々
令和三年三月二十五日
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健やかに みどり児生れし 麗らかな 春の朝の 光あふるる
令和三年四月二十九日
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抱かれて 君の鼓動を 背に聴く 黄金の波の 煌めく朝
令和二年五月二十四日
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紫陽花の 藍姫とふ名の 開花待つ 朝夕べの 小さき幸せ
令和二年七月十二日
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想ひ出と 言ふには今も くきやかな 彼の日彼の花 君在りし刻
令和二年八月一日
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仰ぎ見る 古刹の 石段 幾星霜 杉の木立に 著莪明るめり
令和二年八月十五日
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朝靄の 白樺林に 誘はれ 詰め草白き 夢幻を歩む
令和二年八月二十九日
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百日紅 母校の跡の 碑に 偲ぶ面影 夕べ静けき
令和二年九月二十六日
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花びらの 部屋ぬち訪なふ 昼下がり 君の傍へに 微睡みてあり
令和三年四月四日
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花衣 花の香纏ひ そぞろ往く 仄かに解くる 憂き心かも
令和三年五月二日
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巨ひなる 水の器に 還へりゆく 皐月の雨の 水輪の絶へず
令和三年五月二十九日
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遠き世も 現世もなほ 変らざる 近江の湖の 相聞の和歌
令和三年五月二十九日
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