みっさんさん
のうた一覧
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うたかたの消えては浮かぶ我が思ひ言の葉に乗せ歌に託せむ
令和二年十一月十二日
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東雲の空に輝く金星を仰ぎ始まる今日の一日
令和二年十二月十五日
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おちよぼ口可愛ゆきあくび幼な兒よ愛に包まれすくすく育て
令和三年二月一日
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帰宅して柔らかき部屋着身に纏ひ肩の荷おろし寛ぐひと時
令和三年二月三日
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輪を描き高く高くと飛翔する一羽の鷹の青空に消ゆ
令和三年二月二十六日
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僅かなるタクトの動きに曲を乗せ知性派べーム淡々として
令和三年三月二日
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雛祭り蓬もち入りぜんざいで夫と祝へり娘ら想ひて
令和三年三月六日
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雨毎に萌黄色へと変はりゆく林を見つつ春を待つかな
令和三年三月四日
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花びらの乱れ舞ひ散り一面のピンクに染まれる道下りゆく
令和三年四月五日
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小粒なるニュージーランドのりんご食む香りも高く真っ赤なりんご
令和三年五月二十二日
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紺色のネクタイ目立つシジュウカラ我がベランダでご挨拶かな
令和三年六月十日
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丁寧に壁を塗りゆく左官屋の職人気質誇りと自信
令和三年八月十三日
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我が家の改装の時に
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繰り返す大雨洪水警報に彼の地に住まふ友を気遣ふ
令和三年八月十五日
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庭の薔薇花瓶に插せど入院の夫と共に楽しむ能はず
令和三年八月三十日
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啄木の「友がみな われよりえらく...
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見るたびに伸びゆく花芽楽しみに今日も水遣るデンドロビューム
令和四年一月二十日
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突然にカテーテル持ち歩く身と成りぬるに戸惑ひのあり
令和四年二月十九日
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移り来て娘の家に憩へる朝幼き孫の足音響く
令和四年三月二十三日
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玄関に入る私に伴ひて金木犀の香りも部屋に
令和四年十月二十三日
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月曜日老人ホームに目覚むればすでに通りは通勤ラッシュ
令和四年十月二十三日
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薩摩芋收穫終へし畠にはコスモスの花優しく搖れる
令和四年十一月十五日
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