羽さん
のうた一覧
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我々は何処へ行くかとゴーギャンに問われ佇む天守台跡
平成二十一年九月六日
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傷つかぬきみの鎧の硬質のダイヤモンドを砕きたい夜
平成二十一年九月二十一日
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「宝石の歌」テーマ詠
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フロントとリアとサイドに雲うかべ車は空を飛ぼうとしてる
平成二十一年十一月十九日
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車の窓に空が映り込んでいるのを見...
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そんなにも寂しかったの夜のきみ冷えた扉を重く閉ざして
平成二十二年一月十七日
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紫陽花は輪郭あわく染めかえて涙たたえて梅雨入りを待つ
平成二十二年六月十日
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「涙雨」歌会
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六月の空の高みに打ち上げたペットボトルは神になりたい
平成二十二年六月二十六日
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湘南の文字の右側かくされて淋と見えたりホームにひとり
平成二十二年十一月十九日
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旅行かばん開けては閉めてを繰り返す 旅立ちの日はとうに過ぎてる
平成二十一年四月一日
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真夜中に沈む音符が地をはねて希望のような音をたててる
平成二十一年五月十七日
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泣けるほど空が青いね こんな日は紙ヒコーキの早退届
平成二十一年六月二日
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題詠blog2009早081
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屋上の給水塔のかげにふたり逃げ水のようなアイスを食べた
平成二十一年六月三日
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傘ひらくラメのマニキュア涼やかにうつる姿が凛として夏
平成二十一年六月十一日
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庭鳥さん、深緑子さんに続いて詠ん...
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いつの日も死にゆくための物語が世の隅々で紡がれている
平成二十一年六月十六日
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題詠blog2009隅069
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ふれあったその瞬間に受けとめる深い孤独も恋としておく
平成二十一年六月十八日
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投げたのは賽だったのか匙なのか あれから聞かぬ君の消息
平成二十一年六月三十日
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自分が先日詠んだ歌と赤橙黄緑さん...
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きみの詠む歌に潜みし黒点の光と闇をいとしく思う
平成二十一年七月十二日
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涙には戻らず咲いていてほしい秋海棠は野辺に散りゆく
平成二十一年九月十六日
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円紫さんシリーズは「秋の花」が好...
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歌のない日々は寂しい倦みし夜も三十一文字に心をひたす
平成二十一年九月十九日
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歌を詠み始めて半年が過ぎ、いつの...
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瑠璃色のシフォンフリルは架空なるものを求めてゆらめくばかり
平成二十二年一月二十七日
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さやさやと草ささやけば乱世にも物憂き夢は散りばめられる
平成二十二年三月十三日
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折句「桜餅」歌会
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